2009/10/15

stuck up

前回で鈴鹿観戦レポを終えました。

ということで今回は。

St まだ鈴鹿にいるようです。

…だってさ、決勝翌日の月曜にもイベントがあったんだもん。
ホームストレートウォークとか。
ポディウムゲットしたドライバーのウイナーズカード配布とか。
普段見れない裏側に潜入するパドックツアーとか。

…まぁ寝坊で全部すっ飛ばしたんですけど。

でもグランドスタンドに座って、山本左近と松田次生の生解説付きで
レースのプレイバック映像を見ながらね(何回プレイバックするつもりだ)、

Pdm ベッテルがピョコンと跳ねた
表彰台を眺めたり。

ピットの撤収作業を眺めたり。

↑の写真でコースに並べられたコンテナは
これからブラジルに送られるんだねぇなんて思いを馳せたり。

Ind マシンもこの通り。

ばっちり梱包されてサンパウロへ。

これはフォースインディアですな。

行かないでおくれ、アンタぁ。

Wil これはウィリアムズかなぁ。

すっぽり包まれちゃって。

ツレナイじゃないのさ。

最後くらい顔を見せておくれ。

Pck レッドブルチームのコンテナたち。

まさに祭りのあと。

F1サーカスとはよく言ったもんだ。

…しかしすごい量だなこのチームわ。

午後になると、ポツポツと雨が。
ほんとに奇跡的に土日だけ晴れだったんです。鈴鹿すげぇ。

遂にサーキットを後にして、前々から行きたかった店へ。

Dd F1ファンにはお馴染み、
ドミニク・ドゥーセのパン屋さん。
フランス人のプロスト曰く、
「ここのクロワッサンは世界一だ!」
確かに猛烈にウマイ。
こんなウマいパンは出合ったことないぞ。
これは次回以降、鈴鹿詣での恒例にすべき店。

Isjng いよいよ本降りになってきた雨の中、
人生初のお伊勢参り。

我ながら前日までの世界観との
ギャップに戸惑うことしきり。

しかし、今頃気付いたけど
三重県って観光資源が豊富ですな。
伊勢神宮に熊野古道に…
伊勢えび。

しまった、伊勢えび食ってねー。

しかしこれは忘れません。

Mtsk 松阪牛。

やったぜ。

すげーの。

うめーの。

Mtsk2 焼けた松阪牛。

だって肉食系男子だもの。

祭りの後の喪失感は
食って紛らわすのが一番。
この店も鈴鹿詣でのルーティーン入り決定。

これでほんとに2009年の日本GPが終わりました。

また来年。

また来年…なげぇ。

今日の一曲:see the world/the kooks

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2009/10/12

suzuka again !~⑤

前回記事でレースの模様は終わりでした。

どっかのサーキットならば。
バス乗り場に急げ!→大行列→闇夜に5時間立ちっぱ→二度と来るか
の必殺コンボですが。

しかしここは鈴鹿。
まだ帰りたくないよぉな人々は思い思いの方法でレースの余韻に浸ります。

中でも白眉なイベントがこちら。

Cwdgn2 西コースウォーク!
たった今、白熱の戦いが行われたサーキットを歩けるんです。
ここはレッドブルホイホイことデグナー2つ目。
写真右に名物立体交差も見えますな。

人が多すぎて富士のバス乗り場と変わらないじゃないかって?
とんでもないぞ。
バス乗り場でタイヤカスが拾えますか?

Cwcrsund_2 立体交差の下はこんな景色。

高速道路のガード下みたい?

このコースウォーク、1990年代の後半までは
行われていたと記憶してますが、
2000年代に入ってからはパッタリ。
それが鈴鹿カムバックの今年、涙の復活!

鈴鹿5回目にして初のコースインとなりました。

いやもう感動さね。

Cwdgnout_2  F1ドライバーならみんな踏む、
デグナー出口アウト側の縁石。

ラバーが乗って真っ黒。

コースウォークのみなさんは
ペタペタ触ったり、寝そべってみたり(笑)

世の中にはこんなにF1マニアがいるんだねぇ。
しかも驚くことに、若い女の子が多い。

普段はどこに隠れてるんだか。

Cwhrpn2 コースウォーク名所巡り、お次はヘアピン。
実際歩いて分かったのは、デグナーからヘアピンまではずーっと下り、
そしてヘアピンからは結構な登り。
写真右側が登り勾配になってるの、分かります?

Cwspn 200Rを越えて、名所巡りはスプーンへ。
1988年、あのお方が神を見た場所。
2000年には私が皇帝のフェラーリ初戴冠を祝った場所。
あのとき一緒にいた、左近と同性のスマイル&アタッカーは元気かえ?

Cwbckstr_2 スプーンを3速で立ち上がると
バックストレート。

ここもかなり下ってますな。

いやぁ、テレビで見たことあるよ、
このアングル。

Cw130r 130Rの縁石で一休み。

今日ここに泊まる!とダダをこねてみる。

至福のひととき。

しかしここは130R、油断すると…

Cw130r2 こうなるよ。

レース終盤、アルグエロイムエッサイムが
スピン、クラッシュして突っ込んだバリア。

木っ端微塵のING看板も添えて。
ここも観光名所に。

Cwckn コースウォークはシケイン手前で終了。
誰もいないシケインではこんな幻想的な写真が撮れました。
観覧車と月が美しい。
今日ここに泊まる!ともう一度ごねてみる。

しっかりとタイヤカスも拾って、グラベルの砂利も拾って(笑)
大満足のコースウォークが終了。

Brwnpit その後も帰りたくなくて。

グランドスタンドに行って
レースのプレイバック映像と
ブラウンの撤収作業を見てまったり。

いやぁ…

Csmsl 鈴鹿の一体感を物語る光景。

コースマーシャルと観客が一緒になって

「お疲れさま!」

いやぁいやぁ…

Obj もう閉園時間の20:00。
帰らないと、と思ってもなかなか。

ゲート前のオブジェを眺めながら
過去の鈴鹿でのレースを語ったり。

いやぁやっぱり…

Gate 鈴鹿だよなぁ。

日本GPが帰ってきたんだなぁ。

今日の一曲:Home sweet home/Motley crue

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2009/10/11

suzuka again !~④

いよいよ日本GP、決勝の模様を。

Fmlp フォーメーションラップ。
予選を完全制圧したベッテルが隊列を引っぱります。
こうやって見ると、グランドスタンドは結構客入りいいよね。

Start そしてスタート。
ベッテルは成功、しかしKERSのハミルトンがアウトサイドに迫る!
オフラインのトゥルーリもまずまずのダッシュでハミルトンの後ろに着けます。
1コーナーはベッテル、ハミルトン、トゥルーリ、ハイドフェルド、ライコネンの順。
鈴鹿はスタートから1コーナーまでの距離が短いので、
予想通りKERSのアドバンテージはそれほど無いですな。

Vet2 1コーナーを攻めるベッテル。
うぐぐ金網が…
フロントウイングと路面に注目すると、F1といえども結構ロールしてるのが分かります。

Vet3 同じく2コーナーに向けてブレーキングするベッテル。
その速さは圧倒的。
オープニングラップから後続をぐんぐん引き離します。
彼曰く、「神の手によって作られたかのようなサーキット」
まー楽しそうにのびのびと走ってましたわ。

Sut 今回もとっちらかってしまったスーティルくん。
しかしその速さの片鱗は確実に見せてもらいましたぞ。
将来が楽しみな一人。
そういえば津のホテルでフォースインディアのスタッフの出勤風景を目撃しました。

Ham3 ホイルフェアリング越しにブレーキが赤く燃えてるのが分かりますな。
この人も一発で鈴鹿のトリコになった男。
コース下見で歩いたとき、1コーナーやシケインで
「あぁ、セナとプロストがぶつかったのはここかぁ」
なんて感慨に浸っていたようです(笑)

Scd レース後半にはセイフティーカーが登場する波乱もあり。
53周、たっぷりとF1ドライバー達の攻防を堪能。
やっぱ現地に行かないと分からないものってあるよなぁ、と改めて実感。

レース内容は淡々としたものだったけど、やっぱりナマで感じるスピード、音は格別。
いやぁ良かった、さぁ帰ろう…

とはならないのが鈴鹿。

Cwdgn これなーんだ?

お楽しみはまだまだ続きます。
ではまた次回。

今日の一曲:song2/blur

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2009/10/10

suzuka again !~③

一週間経ってもまだ燃え尽き状態。
これが鈴鹿の怖いところ。

では日曜日の様子を反芻します。

Wheel この日もこの通り快晴。
金曜はマシンが走らないくらいの雨、翌日の月曜も雨だったのに、
この土日だけは奇跡的な快晴。
日差しが痛いくらいでした。

Hammy イベントステージではBSの戦うサラリーマン、
浜島さんのトークショー。
上司にしたい人ランキングナンバーワン。
上司にしたくない人ランキングは
ダントツでブリア…おっと危ない。

隣りはドリキン土屋圭一ですな。

日曜日はイベントがたくさん。
中でもF1女子、略してエフジョがお待ちかねなのはドライバーズパレード。

Dpbut 出ましたジェンソン道端。

よっ色男。

トラック相乗りの富士と違って、
鈴鹿はクラシックカーに一人づつ。
ほのぼのしてていいですな。

Dpvet こちらは次世代エースの旗手。
ベッテル君の登場。

古いブガッティ?に乗るスーパーノヴァ。
この対比が面白いよねぇ。
前回2006年はサードドライバーだった彼も
今やタイトルコンテンダー。

Dpkimi 色男その2、ライコネン。

これは250テスタロッサ??
マニア垂涎のクルマに乗っても
めんどくさそうなライコネン。

手も振らねーの(笑)

Dpham 現役チャンピオンの登場。
最近のレースを見てると、ハミルトンも
チャンピオンの風格が出てきましたな。

この後、このオールドメルセデスは
トラブルでストップ、立往生。
んでハミルトンはどうしたかというと…

Dpalo 後続のこのクルマに相乗りしたんです!

アロンソだよ?!
サーキットビジョンには仲良さそうに
談笑する2人のチャンピオンの姿が。

なんかレース観る前から心が洗われましたわ。

Dpkub ご機嫌のアロンソさんの後、ルノーに
移籍することを発表したクビカ。

彼のキャラ、ルノーのチームカラーに
合ってると思うのは私だけ?

来年も無事、この人のレースを観れるのはウレシイねぇ。

Dpsc オマケ。

今回も大活躍だったセイフティーカー。

ドライバーはベルント・マイランダー。

以後、お見知りおきを。

Grid レコノサンスを終えて、いよいよグリッドに着いた各車を1コーナースタンドから。

いよいよ次回は決勝レースの模様です。

今日の一曲:I've got a feeling/The Beatles

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2009/10/08

suzuka again !~②

そういえば鈴鹿、大改修されてから行くのはもちろん初めて。
前回記事の写真のようにピットビルがめちゃめちゃキレイになってました。
サーキットランド内もあちこち新しくなってて、懐かしい景色と新たな驚きが交錯。

Gate メインゲートもこのとおり。
ただいま、suzuka。おかえり、日本グランプリ。

どっかのサーキットでは味わえない感慨があります。

さて、いよいよ予選の模様を。
Q1は新舗装のハイスピードセクター1を堪能したい!
ということでS字のエクストラビューエリアへ移動。

今年から全席指定席となった鈴鹿サーキット。
代わりに「エクストラビュー」なる立見エリアがいくつか設けられました。
が…はっきり言って良くない。自由席の復活を望みます。

それはともかく。

Bar S字いっこ目を旋回するブラウンのバリチェロ。
金網は無いけどちょっと遠い…

Bar2 ならばS字2こ目のエイペックスに切り込むバリチェロ。
…やっぱバズーカみたいなカメラが必要かなぁ。

Vet セクター1のスピードキングはベッテル。
動きが軽い軽い。
こんな中途半端な写真しかないのは彼の周回数が少なかったから。
一発で決めてくるんだもの。

Ham シンガポールで投入したエアロがうまく機能したマクラーレン。
ハミルトンのペースは良かったですよね。

Ham2 ベッテルといいハミルトンといい、ほんと楽しんで鈴鹿を走っていたようで。
日本人としてはうれしい話じゃないですか。
やっぱ鈴鹿だよなぁ。

Fis2 ひょっとしたらこの人のレースを観れるのもこれが最後かも。
フェラーリのフィジケラ。
2005年鈴鹿、優勝に限りなく近づいた男。

Kimi3 そのフィジケラからファイナルラップで勝利を奪取したのがこの人。
あれはライコネン自身もベストレースに数えるほどドラマチックなレースでした。

そんな2人がチームメイトになって鈴鹿に帰ってくるとは。
しかも来季は2人とも…
人生って分からないもんです。

Nak2 中嶋の名前が鈴鹿に帰ってくる!
金曜雨のセッションでは終了間際までP1を維持して、
「さぁ、雨のナカジマだ!」なんてオールドファンを喜ばせてくれたけど…

Nak_2 一転、ドライセッションとなった土曜はいいところがなく。
トップクラスとの差はほんの僅か。
でもその小さな差が明暗を分ける世界。
モーターレーシングは厳しいね。

Q2からは自席の1コーナーB2に移動。
たっぷりとF1マシンの軽タンフルアタックを堪能しました。

写真?ないよ(笑)
しっかり目に焼き付けておきました。

Pit 予選終了後も、余韻に浸りつつサーキットをウロウロ。
一刻も早く帰りたかったどっかのサーキットとは違(略。

さぁいよいよ次回は日曜の模様を。

今日の一曲:Supersonic/Oasis

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2009/10/07

suzuka again !~①

お久しぶりです。
ずいぶん放置してました。
この2ヶ月、ちょっと公私ともにいろいろありましてねぇ。

辛い夏を乗り切ったら秋が来ました。
タイトルから分かるようにF1日本GP。
鈴鹿の里山にエキゾ-ストノートが響くと秋を実感する、20年間の習慣。

Gs行ってきましたよ。
F1生観戦は地獄の2007年FISCO以来3年ぶり。
鈴鹿は台風直撃で史上初の予選・決勝同日開催となった2004年以来6年ぶり。

金曜は雨のセッションとなりましたが、土曜はこのとおり快晴。
フィンランド人と東北人には暑すぎるくらい。

Inou_st いつもは名古屋方面から白子駅経由で
鈴鹿入りしてたけど、今回は亀山に宿を確保。
津を経由して稲生駅経由に初トライ。

今回はチケットの売れ行きが芳しくなく、
こんな小さい駅でも混乱は無し。
ここからサーキットゲートまでは歩いて10分くらい。

Pnl サーキットに入るとこんなパネルが。
等身大パネルらしいけど…

まったく興味なし。
写真一枚撮って退散。

でも日曜には記念撮影の行列ができてましたよ。

Bsfer 不況の影響か、グラスタ裏のブースも
イマイチ元気が無かったです。
マシン展示はこの写真のBSとトヨタのみ。
ちょっと寂しい。

←はF2001?2002?
そのへん。

Mp45b そんな中、一番の賑わいを見せていたのが、
セナの特別展示ブース。
鈴鹿+セナ。やっぱり日本人にとって特別。

←はMP4/5B。
これは間違わないっす。
1990年に1コーナーでプロストを撃墜したマシン。

Fis ふらふらしてたらBSブースに人だかりが。
「なした?!」と近寄ってみるとフィジケラさんが。

フェラーリのシートを手に入れたけど、
慣れないF60に手を焼くベテラン。

表情も心なしか冴えないよね。

半ばやけくそでグッズをしこたま買い込み、いよいよスタンドへ。
今回の観戦席は念願の1コーナー。

しかし…

前から2列目で金網地獄。。。
こっからの写真は各自脳内フィルターで金網を除去してご覧ください。

Nico 今回もレース運びのウマさを見せてくれたニコ。
残念ながら中嶋息子とは格が違うところを見せ付けられました。

But こちらは堂々ポイントリーダーで鈴鹿にやってきた道端バトン。
2コーナーのブレーキング安定性はさすがブラウン。

Alo この週末、フェラーリ入りを発表してご機嫌のアロンソ。
しかしクルマはあまりご機嫌ではないようで。
2コーナーでも腕っ節でねじ伏せる(笑)

Kub シーズン後半になって、ようやくスピードを取り戻してきたBMW。
ほぼBスペックと言っていいほど進化したこのマシンを見ると
昔のベネトンB192を思い出すのは私だけ??
ちなみに↑のクビカは白子から電車に乗って帰ったらしい(笑)

Kimi こちらは今季の開発を止めてしまったフェラーリ。
でもペースは悪くなかったですな。
鈴鹿で跳ね馬を駆るライコネンもこれが見納め。

Kimi2 もういっちょキミ。
来年はどうするんでしょうか。
この才能がF1を去るようなことにはなって欲しくないなぁ。

Tru 本日最後はトヨタのトゥルーリ。
この週末ずっと好調でした。
日曜は見事なレースを見せてくれましたな。

と、ここまで土曜P3の模様でした。
次回は予選の模様を。

今日の一曲:back drifts/radiohead

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2008/09/08

アルデンヌ狂想曲

Hamiltonandraikkonen3_1177594 スポーツにおける予想なんてもんはホントに当てにならないですなぁ。
昨日のF-1ベルギーGPを見て。

スタート前、ダンプ状態の路面で全車ドライソフトタイヤ装着。
つまりウエットタイヤは使えない、かつドライタイヤには路面温度が低い。

そりゃ中継開始3秒で「ハミ優勝、マクラーレン1,2」なんて思っちゃったもんですよ。
こんなコンディションでフェラーリがタイヤを使いこなせる訳がない、と。

と、思ったら。

いざスタートしてみたら、ソフトタイヤ+乾いていく路面でフェラーリが速い。
しかも金土とパッとしなかったライコネンがいい。
あっという間にマッサ、ハミルトンをパス。怒涛のトップラン。
マッサはやけに大人しい。確変終了の予感。
スパのセクター2でマクラーレンより速いフェラーリなんて何年振りだろう。
こりゃースパではやっぱりライコネンか?4連覇か?と戦前と真逆な展開。

しかししかし、マクラーレンだってスピードは負けてませぬ。
スタブローの出が速いのなんの。
コヴァライネンのブランシモン アウトサイドからオーバーテイクには唸りました。

迎えた3スティント目。
フェラーリ、マクラーレン共にハードタイヤでの勝負。
アウトラップ、1周、2周。
ライコネン伸びない、追い詰めるハミルトン。

さぁこれはやっぱりマクラーレンか?と再び戦前の予想へ。
ハードタイヤではマクラーレンが速い…と思ったら。
ピットストップ後3周目、ペースアップするライコネン。
なんだよ、やっとタイヤ暖まったのかよ!耐久レースかっつーの!

あぁーやっぱりスパではライコネンなんだなぁ。
と、思ったら終了間際の雨!
そうだ、ここはスパだった!

路面が濡れ始めると、タイヤの温度が下がってライコネン失速。
タイヤが冷えにくいマクラーレン、ハミルトンは脅威のスピードで
セクター2を駆け抜け、スタブローでライコネンに急接近。
ブランシモンでスリップに入り、バスストップでアタック!
しかしシケインショートカット→ラソースで(疑惑の)パッシング。

これですっかり焦ったライコネン、てんやわんや大会でクラッシュ。
ハミルトン優勝。 確変終了のマッサがソツなく走りきって2位。
荒れたレースを制したハミルトンのしぶとさに戴冠を予感。

と、思ったら(何回目だよ)。
レース後の審議でハミルトンのショートカット→ゲインがペナルティ対象に。
まさかの25秒加算で3位転落、確変終了と思われたマッサ タナボタ。
すぐさまマクラーレンはアピールしたけど、まぁリザルトは変わらないだろうなぁ。

でももうごちゃごちゃだし、いっそ再レース希望(笑)

今日の一曲:born slippy/underworld

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2008/04/24

桜の季節過ぎたら

Sakura 桜見てきました。

山形市は霞城公園。

公園の名前からしてステキ。
生憎の空模様でしたが、雨にしっとりと
打たれる桜もまたヨロシ。

勇壮な城跡と桜とのマッチングは、セバスチャン・ローブとターマックの関係。

つまり最強。

城は室町期、最上氏がこの地を統治していた時代のもの。タブン…
桜は日露戦争後に出征者への労いで植樹したもの。タシカ…

二つ合わせて堪能できる現代人の恩恵。
ありがたい。

東北の桜が咲くということは、もうヨーロッパラウンドの季節。
はいこっからF-1ね。今週末はカタロニアです。

フライアウェイ3戦で印象に残ったのは、

・予選・レースともあまりに僅差での大接戦。
・アロンソの「レース」での巧みさ。
・モズレーの失態

レギュレーション安定期が続き、各車の性能差はいよいよ収束。
予選でトップからテールエンドまでのギャップが2秒以内とか。
んだもんで、ちょっとしたファクターが戦績をガラリと変える。
セパンの再舗装路面に手を焼いたウィリアムズのように。

接戦だから戦略もタイトになる→よりスパートラップを求められるドライバー、
→ドライバーズエイドのない車で無理を続ける→やってもぉたぁ!!

ライコネン、マッサ、ハミルトン…この単純なフローに上位陣すらハマる今年。
毎回ウィナーが変わる様は、まるで1990年のよう。
この接戦な流れはヨーロッパラウンドでも変わらないんじゃないかなと。
こんなシーズンは地味でも堅実な人がタイトルを取るのさー。

アロンソは現代F-1においても、ドライバーの重要性は
失われていないことを証明してくれてますな。
ストレートが遅いならコーナーのラインを変えればいいんです。
クルマの性能差はレース中ずっと一定ではないんだから、
戦略と勝負所を見極める力で前に出られるのです。

モズレーさんは、やっちまいましたな。
個人の性癖までとやかく言う気はないんで、私的には「いんじゃない?」
ですが、ナチ風だったのはマコトに良くなかった。立場的に。
ヨーロッパではこれほどの騒ぎになるくらいセンシティブらしいですな。
ハミルトンの人種差別問題に毅然と立ちまわったばかりなのに…

F-1というのは巨大なビジネス。

「ねーお母さん、えふわんの偉い人は変態なんでしょー?」
「じゃあ、えふわんに出てるト○タも変態なのー??」

企業にとってこれはヨロシクナイ。
失脚は避けられないでしょうな。

最後に我らがモントーヤさんのお言葉。

「最初このニュースを聞いたときはとてもショックだったよ。
でもよく考えたら別にどってこと無くね?彼も人間なんだから楽しむのは自由じゃん。
まぁひとつ言えることは、オレはその場にいなくてホントに良かったってことだ」

みんなが内心思ってるであろうことを見事に言ってくださいました。

今日の一曲:I am the resurrection/Stone roses(ある娼婦の証言w)

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2008/03/13

08

やっとですよ。

やっと明日ですよ皆さん。
待ちに待ったF-1開幕。
なんでオフってのはこう長いんでしょうか。

今シーズンの見どころは。

①TCS廃止
②フェラーリ・ライコネン
③ハミルトン・アロンソそれぞれの2008年
④ジュニア世代の台頭
⑤初開催ストリートコース

挙げればキリがないんでこのへんで。

①はスロットルワークとタイヤマネジメント能力の露呈。
やっぱF-1ドライバーってスゲェ!ってのが復活してほしいですな。
レーストリム、特にスティント後半での各ドライバーのタイムに注目!
開幕メルボルンはトラクションサーキット。リヤタイヤ摩耗がカギです。

②冬のテストでは最速だったフェラーリ。
TCSの有無なんて知ったことか、と好タイムを連発していた
チャンピオンライコネン。略してチャンコネン。
早くもマッサ坊との格の違いが…防衛なるか。

③「my team」に残ったハミルトン。
アロンソを追い詰めた2007年は本物か?
名実ともにNo.1待遇の今年、よもやコヴァに負けるようなことは…
一方「old team」に復帰した失意のアロンソ。
これでルノーを立て直したらカリスマ。
冬テストを見る限り、GP2上がりに負けるという悪夢の再現は無い。かな?

④ニコ、ネルシーニョ、一貴。
親父さんはみんな偉大なドライバー。
昨シーズンですでに定評を手にいれたニコ、その僚友となる一貴。
しかも今年のウィリアムズは速い!
待遇的には2004年の琢磨に勝るとも劣らぬ環境。
今年は久々にMUMMのシャンパンスタンバイが必要な予感~。
それにしても、ピケと中嶋の息子がF-1で戦うとは。年取るわけです。

⑤今シーズンはストリートサーキットが2つ増えます。
まずスペインはバレンシア。注目は「海の上を走るF-1」。
橋の上をかっ飛ぶF-1。落ちたらマリオカートみたいに釣られます。
そしてシンガポール。
これはなんと史上初のナイトレース。
F-1はルマンのようにライトを点けて走るわけにはいかないので、
コース全体を強力な照明で照らします。サッカースタジアムみたいに。
夜遊び&ネオン大好きなクルサードに注目か。

さぁモーターレーシングを愛するみなさん。
楽しもうじゃないか~。

今日の一曲:Australia/Manic street preachers

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2008/02/20

drive your nightmare

なるかカイゼン。
http://www.fujispeedway.jp/kaizen/index.html

抜本的な対策が見当たりませーん。いぇーい。
で、私なりのFMEAの結果。

今年は行きません。

今日の一曲:No surprises/radiohead

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2007/10/28

F-1日本GP観戦記~決勝編

どうもお久しぶりです。
ブラジルから帰ってきました。

ウソです。

タイトル、とりあえず決まりましたね。
チーム内紛に揺れたアロンソ・ハミルトンのコース外バトルを尻目に、
最も政治色の薄いキミがチャンピオンを獲ったってのは
一番丸く収まる良い結末だったと思います。

それだけに、例の燃料温度問題へのマクラーレンによるアピールは
興ざめ以外の何物でもないです。11/15の国際控訴審まで待たされるなんて。
スマートが身上だったはずのマクラーレン、2007年は汚点と言えるでしょうね。

さて、もう誰も興味は無いでしょうが日本GP観戦記を終わらせてしまいましょー。

300ralo 私は例のバス問題+寝坊で(笑)決勝スタートに
間に合いませんでした。でもご存知の通り、大雨のため
レースはスタートから19周のセーフティーカーランに。
スタートはバスのテレビで見ました(笑)
んで実質のスタート時にはギリギリ間に合いました。
スタンドに到着したまさにその瞬間、セーフティカーランは
解除、↑のような雨の中マクラーレン2台がやってきました。
写真は300Rのアロンソ。視界は最悪。

スタート時と比べて、ちっともコンディションは良くなってないのにレース開始。
何で?とも思いましたが、レースを見れたのはラッキーだったのかな。

Kimiot インターミディでスタートしちゃって逆ギレのフェラーリ。
後方からライコネンの猛チャージが始まります。
ターン10のブレーキングでラルフをパス!
その後100Rでのクルサードパッシングも場内ビジョンで
見てました。この人の走りは華がありますね。

おぉ、そういえば今やチャンピオンなんだ。おめでとう。

Kovaot ルノーのコヴァライネンが琢磨をパス。
場内放送が聞こえず、サーキットビジョンも小さいので
レース展開がまったく把握できません。指定席なのに。
琢磨は周回遅れだったんですね。
しかし酷いコンディションです。
途中で雨が止んだ土曜日と違って、日曜日はずっと
同じ雨脚で降り続けました。観る方もキツかった…
もちろん走る方も大変だったみたいですね。

T10alo ハミルトンを必死に追うアロンソ。
この後、ヘアピン進入でハイドロプレーニング発生、
まさかのクラッシュ、リタイヤ…
チャンピオンシップが終わって、このリタイヤが無ければ、
なんて考えたりもします。でも今年それは誰にとっても
同じだもんなぁ。中国、ブラジルのハミルトンはもちろん、
モナコのキミ、ハンガリーのマッサ・アロンソ…まさに1点の重みを痛感した1年でした。

Scd アロンソクラッシュでトップに立ったベルント・マイランダー。
メルセデスは1-2体制を堅持…なんつって。
レースは再びセーフティカーランに。
この最中、トロ・ロッソのベッテルがレッドブルのウェバーに
追突、両者リタイヤとなりましたね。
後にハミルトンのペースコントロールについて物議を醸した
一件ですが、ベッテルの若さが出たクラッシュでしたね。
みんなこうやって経験を積んでいくもんです。

Restart セーフティーカーのランプが消えて、
コントロールラインを越えるといよいよ再開!という場面。
各ドライバーの思惑、かけ引きの緊張感でサーキットが
満たされる一瞬。いいね~この雰囲気。
それにしてもハミルトン、なんと落ち着いたレース運び。
決して簡単なレースではなかったのに。
今年世界中のサーキットで輝いてきた超新星をこの目で確認できたのは良かったなぁ。

Takspnot レース再開。
ターン10のブレーキングで琢磨がスピンアウト…
今年の日本GP、琢磨は何がしたかったのか。
スタートでのブルツに追突は仕方ないとしても、
ファイナルラップではバトンに再び追突。
そのままピットに入ってチェッカーも受けれず。
小さなチームは荒れたレースを拾うのが大事なのに
本人達が一番荒れちゃってたら話にならない…

Maskubi ファイナルラップのバトル。
フェラーリのマッサvsBMWのクビカ。
まぁこの写真くらいなら「好バトル」と言えますが、
後でテレビ中継の録画を見たら…ねぇ(笑)
トラクションが掛かるエスケープゾーンってのも
考え物ですね。ストレートでコース外から出てきた
マッサの方がスピードに乗ってるんだもの、そりゃクビカも面白くないわなぁ。

Kovawr 長かったレースも終了。
同郷のライコネンを見事に封じ切って殊勲の2位を
獲得したコヴァライネンのクールダウンラップ。
レースオブチャンピオンズでミハエル・シューマッハを
破ったこのルーキー、いよいよ才能を発揮してきました。
シーズン序盤では走らないマシンにてこずったものの、
後半は完全にチームメイトのフィジケラを圧倒しましたね。
ハミルトン、ロズベルグらと共に新世代を担う一翼でしょう。

Lewiswr レースを制したハミルトンのウイニングラン。
これでアロンソとのポイント差は12。
ライコネンとは17。

この時は誰もがこの新人の戴冠を信じていたでしょう。
モーターレーシング、彼がその「難しさ」を知るのは
一週間後の上海、そしてその「恐ろしさ」を知るのは三週間後のサンパウロでした。

レース終了後のバス停は、土曜日とは比べ物にならないほどの地獄絵図でした。
その惨状を見た私は、もう当日中の帰還はあきらめてフードコートでヤケ食い。
半額までディスカウントされたカレーと鯖寿司(!)を貪り食ってました。

そんな折、友人のイケメンドラマーから救いの電話。
バス停から近いスタンドでの観戦だった彼等は、レース終了とともにダッシュ、
地獄の行列GPで比較的好グリッドを確保したと。
そして幸運なことに彼等の駐車場は東富士A、私はそこから程近い東富士B1。

一緒に並ばせてもらいました(笑)
おかげで2時間くらいかな?でバスに乗車。
並んでる最中には係員とのトラブルもありましたが、無事サーキットを脱出。
イケメンドラマーのハカライが無ければ、今もまだバスを待っていたことでしょー。
ホント、感謝しちょります。

と、こんな感じで日本GPの3日間は終わりました。
レース以外の記憶の方が鮮明なGPでした。長々とすんませんね。

もう富士でのF-1には行かないだろーなぁ。

今日の一曲:With a little help from my friends/The Beatles

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2007/10/12

F-1日本GP観戦記~予選編

やっと予選まで辿り着きました。
ここまで来ればもうゴールしたようなもんです。

前回のレポで紹介したとおり、強引にスタートされたQ1。
富士の場合、霧が出ているということはすなわち雨は小康状態。
再び雨が来る前にタイムを、ということで全車一斉にコースイン。

Q1takspyk コースは渋滞。
琢磨の後ろにスパイカーの2台。

雨も止まっているので、各車燃料を多めに積み
連続周回で路面状況の回復を待ちます。
路面に残った雨の量自体はそれほど多くなかったので
みるみるコンディションは良くなっていきます。

Q1takweb1 混雑したコース上ではこんな場面も。
レッドブルのウェバーと琢磨のサイドバイサイド。
もうライン上の琢磨の方が水煙が少ないですね。
どちらもアタック中です。
前を行く琢磨は譲らない、後ろのウェバーは
前に出たい。レース中さながらのバトル。
ウエット路面、ターン10のブレーキングを前に緊張が走ります。

Q1takweb2 琢磨も途中でスロットルを緩めることもなく、
並んだままブレーキング、ターンイン。

いやぁハラハラしました(笑)

路面状況がだいぶ好転したので、
2台ともスタンダードウェットを履いてますね。

Q1sakralf こちらはやっちゃいました。

トヨタのラルフがブレーキングで左近に追突!
せっかくQ2進出タイムを出してたラルフ。
もったいない!

接触の瞬間を撮り逃したのももったいない!(笑)

Q1ralf 後にトヨタ離脱を発表した男の悲しき後姿。

「僕はこのチームに大いなる希望を持って
加入したんだ…」

分かる、分かるぞラルフ!(涙)
ひん曲がった右リヤが悲しすぎる…

Q3jens 散々だった日本勢の中でただ一人光ったのが
ホンダのバトン。

持ち前のスムーズ・ドライビングをウエットで発揮。
見事Q3進出、7番手タイムを記録しました。
クルマがダメでも腐らないのがこの人の良いところ。
ホンダさん、来年こそ頼みますよ!

Q3vet 歴史は繰り返す。
ウエットレースで生まれるヤングヒーロー。
トロロッソのベッテルが殊勲のQ3進出。
去年、友達が鈴鹿に行くと聞き、
「金曜はベッテルを見ろ!」と勧めたもんですが、
その才能の開花スピードはやはり速いです。
この世界、階段は1段も2段も飛ばさないと上り詰めることは出来ません。

Q3lewis F-1までは階段を一気に駆け上がり、
F-1に来てからはポイント表の一番上に瞬間移動。

もはや「脅威の新人」を超越して、新人であることを
忘れさせてしまう男、ハミルトンがポールシッターに。

世界中で巻き起こしてきた旋風を、今まさに目の当たりにした瞬間。

天気の不安は残しつつも、日曜のレースへの期待が大きく膨らんだ土曜日でした。
これでこの日はめでたしめでたし…

が、一転。
過酷なサバイバル耐久レースにエントリーするハメになりました。

冷たい雨に打たれて、待てども来ないバスを待つこと3時間半。
バスで駐車場まで1時間。
駐車場からホテルまで運転すること1時間半。
別動隊の弟は5時間もバスを待ったとか…

疲れ切ってホテルに辿り着き、長い長い土曜日は終わりました。
次回は決勝、日曜日のレポ行きます。

今日の一曲:Now I'm here/Queen(バスはまだか)

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2007/10/10

F-1日本GP観戦記~FP3編

いやぁ来ました。
中嶋一貴、ついに最終戦ブラジルGPでデビュー!涙のGP決定です(笑)

相変わらずF-1界はとんでもないスピードで時間が過ぎて行きますが、
私のブログは遅々として進まず、ようやく日本GPの土曜日の話です。

土曜午前中のFP3です。
霧による視界不良のためメディカルヘリが飛べず、延々とセッションディレイが
繰り返されました。ヘリが飛べないのって記憶では2001年のスパ以来?かな?

P3t10view2 んでようやくセッションスタート。

とは言ってもこのような状態…
最終セクションのスタンドがいくつか消えました。

あ、ちなみに観戦場所は金曜後半と同じ、
ターン10のHスタンドです。雨だったんで動き回るの断念しました(笑)

P3kubi300r 同じ席から300R方向を見てもこんな感じ。

富士の霧は1コーナー側から流れてくるようで、
そりゃもう米とぎ汁のような勢い。
標高が高いので霧ってよりほとんど雲の中です。
きっと1コーナーにラピュタが来ていたのでしょう。
特設C席はスタンド角度が浅いので上空のラピュタがよく見えたとか見えないとか。

P3niko 霧の中から現れたパズー。
いやロズベルグ。ウイリアムズです。
しかしここで案の定、セッションは赤旗中断。
そのまま時間切れで終了…
一瞬だけ走らせてセッション成立だけさせた?
日曜まで天気が不安定な予報なので全キャンセル時の
払い戻し対策…?むむむ、予選に向けてイヤな予感…

ランチタイム。雨の中、やたら遠くのフードエリアまで昼飯の買出し。
指定席なのに店が遠い!しかも高いし(怒)うどんが1000円って!
昼食後、合流した友人と喫煙所でしばしトーク。
私にとってグランプリは、なかなか会えない友達との再会の場でもありまする。

午後、予選開始30分前になっても霧は晴れず、
「こりゃ予選もキャンセルだなぁ」
「日曜に予選&決勝かな?昔鈴鹿行ったときもそうだったよね」
なんて話しながら、それでも一応予選開始15分前にはスタンドへ。
場内放送では予選中止の場合の日曜スケジュールを発表していました。
その場合、やはり午前中に短いフリー走行&予選、午後にレースとのこと。

あぁ~せっかく朝早く起きて、冷たい雨の中を歩いて、待って、
たった数分間F-1の走行を見ただけで帰るのか…しかも明日早起き…
と、思いながらオーロラビジョンをボケ~ッと見てたら、何か通常通りに
セッション準備が進んで行きます。あれ?やるの?でも霧で何も見えんよ?

セッション開始時刻。ピット出口のシグナルがグリーンになる映像が!
目を疑いました。
同時にすごく違和感を感じ、それがすぐに嫌悪感に変わりました。

強行です。

とてもヘリなんか飛べる視界ではありませんでした。
ネット上のあちこちでは富士スピードウェイが(トヨタが)強行した、
みたいに書かれてますが、これは違います。

レースコントロールを出来る組織はただ一つ。
FIAの仕業です。
予選セッションのキャンセルという事態は、FIAとって非常に不都合です。
FP3であれほど繰り返されたディレイすら一度も無し。
なんとしてもテレビ放映に乗せるための強行。金の匂い。

文句を書いてたら長くなってしまいました。
まさか中止になったFP3+αでこんなに書いちゃうとは(笑)

疑惑と困惑の?予選の模様は次回ということで。

今日の一曲:Misty mountain hop/Led Zeppelin

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2007/10/07

F-1日本GP観戦記~FP2後編

チャンピオンシップは軽くないですねぇ。
最終戦ブラジルが楽しみです!

さぁ、日本GP金曜FP2の続きです。

T10view セッション残り30分ほどとなったところで
300R~ターン10~ターン13まで見渡せる
H席に移動してきました。
土曜日曜の下見も兼ねて、ですね。
新生富士はどの席もとてもコースが見やすいです。
スタンド角度もよく、マシンが近く感じます。
仮設のC席は大失敗でしたが…

T10tifiji ターンインするルノーのフィジケラ。

300Rを抜けて300km/hに達したマシンは
フルブレーキングで70km/hに減速して
タイトなシケインをクリアしていきます。
1コーナーに並ぶビッグブレーキングポイントは
迫力満点です。シフトダウン音にシビレます。

T10tikova 同じくルノーのコバライネン。

写真がブレてますが真っ赤に焼ける
ブレーキディスクが見えます。ギザカッコヨス。
ルノーのホイルはディスクが見やすいです。
フェラーリやトヨタはフロントにもホイルカバーが
付いてて見えませぬ。

T10tisak もうちょい寄った写真を。
スパイカーの左近です。

スパイカーってテレビで見ると地味ですが、
ナマで見るとオレンジが鮮やかでキレイです。
遠くから見ると光の具合でフェラーリにも
マクラーレンにも見えてしまう迷惑なマシンです(笑)

T10tilewis デビューイヤーチャンプを目指すハミルトン。
彼の父親の名前がアンソニーというのは有名ですが、
おじいさんの名前はデビッドソンだって知ってました?
アンソニー、デビッドソン…どこかで聞いたような(笑)
彼はこのシケインでもオーバー気味にテールを
小気味良く振り回す振り回す。
なかなかセクシーなドライビングです。

T10tikimi 今回の日本GPでの個人的ベストショット。
フェラーリのライコネン。
構図も背景の流れ具合もグッドで、なかなか
スピード感が出てると自画自賛です。
キミの写真が多いですが、別にマッサが嫌いな訳では
ありません。なんかマッサの写真がウマクいかない(笑)
黄色いメットが私の集中力を乱すのでしょう。

さて、ここからはちょっと趣向を変えて「走り」の話を。

T10cpjens ターン10の縁石。

ホンダのバトンですが、このくらいタイヤを
乗せるのがスタンダードなライン。

この後の切り替えし左も、同じくらいの乗せ量で
みんなコーナリングしていきます。

T10cpmas ところがフェラーリのマッサ。

まったく乗せません。
キミも同様のラインを取ります。

縁石に弱いフェラーリ。
ウワサは本当だった!

そしてこのターン10で驚愕の走りを見せてくれたドライバーが。

T10cpalon マクラーレンのアロンソです。

この乗り越えよう。
彼だけコースが数m短いでしょう(笑)

T11cpalon_2
切り替えしのターン11もこの通り。
イン側の芝生から土煙が上がります。
縁石の乗り方だけでなく、何よりも印象に残ったのは
そのブレーキングの正確さ。毎周回、ポイントも速度もブレずに確実に止める、ってよりスピードを「殺す」という感じ。
ハミルトンよりも真っ赤にディスクが焼けます。

もっとも、一貫してカーボンインダストリーズ製ブレーキのハミルトンに
対して、時にはヒトコ製を使ったりするアロンソなので、ディスクの焼け具合は
材質の違いもあるかもしれません。
そのコダワリも、実際にブレーキングを見てみて「なるほど」と納得です。

強烈なブレーキングの後、カミソリのようなステアリングワークで
ノーズをクリッピングポイントに向ける、そのコーナリングの切れ味、気迫。
4年振りに見たアロンソはダブルチャンピオンに相応しいオーラを放ってました。

次回は土曜日の様子をレポします。

今日の一曲:Breakdown/Guns N' Roses

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F-1日本GP観戦記~FP2前編

今度は台風ですか。今週末のF-1GPの舞台、上海。
現段階の情報ではレース中~月曜くらいに暴風域に入るらしいです。
富士の怨念かな…

すわ、ライコネンの全セッション制覇か?!と思いきや
ハミルトンが見事にPPを獲得した中国GP決勝を楽しみにしつつ前回の続きを。

T13maskubi 金曜FP2はターン13に来てみました。
ここも自由席ながら、ターン10~12から13を抜けて
ネッツコーナーのアプローチまで見渡せるナイスエリア。
ティルケが仕掛けた「富士登山道セクション」の罠を
堪能できます。スピードが遅いコーナーばっかですが。
写真はフェラーリのマッサ、後ろからBMWのクビカ。
正面受けのポイントなのでスタート直後に22台が突進してきたら迫力満点でしょおなぁ。

T13tijar ドライバーに罪はありません。
トヨタのトゥルーリです。ターン13にアプローチ。
ターン10まで下ってきたマシン達は、ここからずっと
登りのセクションを駆け上がっていきます。
富士登山のつづら折りをイメージしたこのセクション、
シメの最終コーナーに向かうと正面に富士山が
見えるそうです。ティルケ、粋だね。

T13cpniko ちょっとだけ場所をネッツ寄りに移して。
ウィリアムズのニコ・ロズベルグです。
今回はいいとこなかったなぁ。
エンジン交換の10グリッドダウンもあったし、
今回は我慢のレースでしたね。
来シーズンはぜひ、一貴と2世コンビで!
ウィリアムズで日本人がエントリーしたら泣いちゃいそうです(笑)

T13tibari 悩めるホンダ、プア・ルーベンス…
雨の予選でバトンが7位(グリッドは6位)を獲得は
しましたが、このクルマ…ウワサ通りの暴れっぷり。
両ベテランを持ってしても、ブレーキングポイントは
定まらないし、ターンインも「お、曲がんねーぞ…」と
思ったらリヤがズリっ!と出たり、コーナー出口も
トラコン作動時間ダントツ一位。
この後ターン10で見たとき、あのバトンのブレーキング~クリップまでの
ライン取りがほぼ毎周回バラバラってのは衝撃でした。あのバトンが。

T13cptak ターン13からネッツに向かう琢磨。
しかしピントが甘いっ!すんません!
このチームも苦労してましたね。
琢磨は午前中ギヤボックス交換もしたみたいだし。
日本勢には我慢のGPとなってしまいました。
しかし、週末を通じてですが琢磨が目の前を通過しても
まったく歓声やホーンの鳴らない観客席…なんだか異様でした。

T13cpad こっちの方がウマク撮れたかな。
同じくスーパーアグリのデビッドソン。
いいドライバーです。速いっすよ。
こうして見ると、コースの登りっぷりが分かりますな。
カメラが傾いてるわけじゃないですよ(笑)
ずっと登りなんで、ドライバーからはクリップが
ほとんど見えないそうです。ティルケ、やらしいね。

T13otkimi ここでもこの人は縦横無尽(笑)
フェラーリのライコネン。
ラインやブレーキングポイントを色々試してました。
一度やりすぎちゃって4輪ドリフトで進入(笑)
おっとっと…とフルロックカウンターで失速という
微笑ましい?場面も。
シミュレーターを使わないライコネン、彼の初日は面白い!

Sakspin 気合の入っていたスパイカーの左近。
スパイカー2人は唯一富士での実戦経験があるコンビ。
しかしこちらはカウンターステアを当てるもスピン!
後ろ向いちゃったんでビシッとスピンターンを決めた
この写真の直後、バリチェロがエライ勢いで
やってきて、左近のフロントウイングを蹴散らして
行きました(笑)ホント、ツイてなかった日本勢。

T13otlewis 出ました本日の主役級。マクラーレンのハミルトン。
彼のドライビングってカートのようです。
オーバー気味のマシンを最小限のステア操作で
巧みに制御してコーナーを駆け抜けます。
同じカートスタイルのミハエルはブレーキングや
アクセルワークで姿勢を作るって感じだったけど
ハミルトンはちょっと違う印象です。面白いもんです。

この最終セクションはスピードは遅いけど、ドライバー達の「仕事」が見れる
玄人好みなエリアじゃないでしょうか。初めてF-1を見る人には物足りないかも。

そういう私もスピードに飢えてきて(笑)この後指定席を確保したターン10に移動。

長くなっちゃったんで次回。
さすがの90分セッションはブログにしても長い(笑)

今日の一曲:Get a grip/Aero Smith

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2007/10/05

F-1日本GP観戦記~FP1編

さて、前回の記事ではみなさんを重い気持ちにしてしまいました。
塞ぎ込んで文句ばかり言ってても霧は晴れないので、
今回からはF-1の走行シーンをお届けしましょうかねと。

金曜FP1。この週末で金曜だけは唯一のドライコンディションでした。
例年のごとく観客が少ない初日は、あちこちの自由席を回って観戦。
これまた鈴鹿時代から変わらぬオススメスタイル。
ただ、鈴鹿と違って指定席の金曜券・土曜券が無くて残念。

T3cpkubi まず最初は速いコーナーを見たい!
ということで3コーナーへ。
写真はBMWのクビカですな。
1~2コーナーを立ち上がったマシンの車速は
7速280km/h程まで到達してから6速にダウン、
一瞬の減速により190km/h程で通過します。
ここ、オススメです。迫力満点です。

T3outvet ちょっと位置をずらして同じ3コーナー。
トロ・ロッソのブレてる…いやベッテルです。
まだまだこちらのカメラワークも様子見(笑)
ここのイン側縁石を乗り越えたあと、吸い付くように
コース上に高速で弧を描く、あのトラクション満載感。
自由席でもこんなに魅力的なコーナリングが見れます。
素晴らしいサーキットです。

T3outweb 同じアングルから。レッドブルのウェバーです。
別に日曜の出来事を意識してベッテルと
並べたわけではないです(笑)
ちょっと写真が遠いですが、このチームは
際立って軽いウイングでFP1を走ってましたね。
上のクビカと比べてみてください。まぁでもこの後、
他チームレベルのウイングに変えてましたが。

少しコース進行方向へ移動して100Rに来ました。

100rcoul ここも200km/hくらいで通過する、速くてしかも
長~いコーナー。観戦席(自由席)がイン側なので、
コースが近いです。自分の周りをぐるりとマシンが
駆け抜ける「F-1どっぷり」ポイントです。
こちらはレッドブルのクルサード。
2000年の鈴鹿でサインを断られたことを未だに
根に持ってますが写真は撮ります(笑)

100ralon_2 やや地味目な?ドライバーが続きましたので
主役級をビシッと投入。
マクラーレンのアロンソです。
このセッションでのマクラーレン勢は2台とも、
ややオーバーステア傾向に見えました。
でもそれでもタイムは出るんだよなぁ。
オーバーでも前に進んじゃうクルマ、って感じかな。

100rkimi こちらも主役の一人、フェラーリのライコネン。
この人のドライビングのアイデアにはワクワクします。
好奇心旺盛というか、初サーキットということもあってか
各コーナーで色々なラインを試してました。
この100Rでもちょっと他の人よりもセンター寄りな
ラインを何度か試してました。今思えば、これが日曜の
100R~ヘアピンオーバーテイク劇場の布石だったのかも。

高速コーナーを堪能したあとはヘアピンに向かいます。
金曜の90分セッションってのは時間に余裕が持てていいですねぇ。

Haircptak スーパーアグリの琢磨です。
誰かのアタマが入ってしまった…(笑)
このヘアピンは通過速度が110km/h程と速いです。
ので、各ドライバーは事前のイメージと違ったのか、
走りこむうちにライン取りを修正していきました。
最初の主流は←このようにイン側の縁石を使わずに
この後の全開区間のためにスムーズに通過するライン。

Haircpnick それがだんだん縁石に乗るようになっていって…
あ、←はBMWのハイドフェルトです。

最後には大胆にインカットしてクリアする人も(笑)
多少姿勢が変わっても、通過速度を上げたほうが得、
という結論に達したようです。
しかしF-1ドライバーの順応能力ってスゴイですね。

Haircpkimi 少しは写真栄えするような画も。

フェラーリのライコネン。
あの「縁石タブー」なフェラーリですら、このライン。
富士の縁石が低いということもあるのでしょう。
この人はここでも色々試してて、「おっとっと…」って
挙動を乱しちゃう瞬間もありました。見てて楽しいです。

Hairtialo これが一番写真栄えしますかね。

マクラーレンのアロンソです。
この人が一番大胆なライン取りだったかもです。
「300R?知ったことか!オレは目の前のコーナーを
誰よりも速く走るんだ!」ってな気迫が伝わってきます。
さすが現役ダブルチャンピオン。

こんな感じで写真を撮りながら、色々感心しながらFP1を楽しんでました。

実は、金曜の時点ですでにオーガナイズの悪さに不満を感じ始めてました。
でもサーキット自体は間違いなく素晴らしく、4年振りのF-1GPも当然最高でした。

次回はFP2の様子をお伝えします。
何?セッションひとつにブログ一回かよって?長いって?

あんなにバスを待ったんだから、多少長くてもいいじゃない(笑)

今日の一曲:Don't stop me now/Queen

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2007/10/03

F-1日本GP観戦記~地獄絵図編

富士スピードウェイから「生還」しました。

先生が見た行列は神々しいものでしたが、
私達F-1ファンが体験した行列は地獄でした。
レースやサーキットに問題があったわけではありません。
主催者の低質な運営が問題でした。

今回の日本GPは「チケット&ライド」というシステムを採用しました。
簡単に言うと、主催者が手配したシャトルバス以外での入退場禁止。
自家用車、徒歩、チャリンコ、舞空術等での入退場は出来ません。
よって電車組&車組計10万人以上は、それぞれ最寄駅・特設駐車場と
サーキットの往復をシャトルバスに限定されます(所要時間30~60分ほど)。

このシステムが見事に破綻しました。

すでに方々のメディアでご存知の方も多いことでしょう。
ホントはレースのレポを書きたいところなんですが、
まずこれを書かずにはいられませんのです。

Buspool1 問題のバス乗り場です。
ここは東富士A、東富士B、山中湖という3ヶ所の
駐車場行きのバス停です。行列は写真奥で折り返して
上のガードレールの道~チケットゲート近くまで…
これだけの人が待っているのにも関わらず、
搭乗スタンバイのバスは画面中央の1台だけ。
このバスが出発すると、次のバスなんて
いつ来るかも分かりません。

Buspool2_2 上の写真はこう続きます。
ところで客の列を誘導する係員、見つけられますか?
係員は客が搭乗中のバスにせいぜい一人か二人。
この列を整理する人員なんていません。
だから、どの列に並べばどの駐車場に行けるのかも
分かりません。どこが最後尾かも分かりません。
ただ、冷たい雨の中で何の説明も無しに立ってるだけ。

いや、最初は列整理の係員もいたんですよ。
行列の最後尾には行き先のプラカードを持った係員もいました。
でも一向に進まない行列、待てども待てどもバスが来ない状況について
説明を求める客の対応がこなせず、終いには怒った客にぶん殴られて
アッサリと職場放棄。気づけばほとんどの係員が逃げ出していました。

列の最後尾を示すプラカードは芝生に投げ捨てられていました。
後の話では客の有志がそのプラカードを拾って列を整理していたとか…

Buspool3 バスが足りなかった?
そうでもないようです。このように大量のバスが
行列にぐるりと囲まれて待機しています。
なんで目の前にバスがあるのに乗れないのか。
客は生殺しです。
みんなドロドロの土の上で座ることも出来ず、
苛立ちが募ってまさに一触即発の空気。
トイレすら行けない。トイレ数が笑っちゃうくらい少ないもんで、
男ですらトイレ待ちの列に並んだら軽く1時間待ち…
体調を崩す方も出て、幾度と無く救急車のサイレンを聞きました。
客と係員の小競り合いで警察まで出動してきました。

土曜日夜、3時間待ったバスでサーキットを出たとき、
待機バスが全然動かない理由が分かりました。

シャトルバスが渋滞してました。
サーキットゲートの幅が狭くてバスがすれ違えないため、
交互通行としていたのです。客を送り届けて戻ってきたバスが
サーキットに入れずに渋滞。どうも運行順が決まっているらしく、
歯車が一つ止まればみんな停滞、という始末。
あんなにバスが並ぶ光景は初めて見ました。

それに追い討ちをかけるように一般道を避けるために準備した
自衛隊敷地内の専用道路(戦車道&砂利道)が雨とバスの重さで陥没、
輸送は一時完全にストップしました。
さらに、ぬかるみでスタックして40分も立往生するバスも。

自家用車の渋滞を回避するために採用したシャトルバスシステムなのに、
そのシャトルバスが渋滞しているようでは話になりません。

これらは「初開催だから」で済まされる問題ではないと思います。
興行として失格です。学園祭じゃないんだから。
「死角Cスタンド払戻し問題」にしても、事前確認で回避できたのでは。
リスクマネジメントがあまりに低レベルです。

こんなことがしたくて鈴鹿から開催権を奪ったのですか?
あの場にいたF-1ファンはみんなそう思っています。
鈴鹿からの帰り道では、こんなに惨めな気持ちになったことはありません。

バス以外選択肢が無いのに、それが渋滞してレーススタートに間に合わない。
帰りのバスに乗るために決勝レースのチェッカーも見ずに乗り場に向かう。
状況も把握出来ずに4~5時間も雨と泥にまみれて真っ暗な山奥で立ち尽くす。
こんなのレース観戦じゃありません。

「F-1開催」の肩書きのみが目当ての観客をないがしろにしたオーガナイズ。
応援フラッグは禁止とアナウンスしながら、自社の応援席には特大のフラッグ。

結局、自己満足ってやつですか。

こんな企業はモータースポーツに必要ない。
愛情が無いなら早くF-1から撤退して鈴鹿にグランプリを戻してください。

今日の一曲:Back off bitch/Guns N' Roses

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2007/09/13

遅すぎた招待券

本日、会社にて。
朝の部内ミーティングの際。

いつもの連絡事項等々、普段はあまり聞いてないんですが(笑)
今朝は違いました。

「最後に総務からの連絡です。今月末開催のF-1GPのチケット、
及び、今週末開催のフォーミュラ・ニッポン菅生戦のチケット、
どちらも10数枚ほどをお客さんから頂きました。」

なんだとぉ?!

「どちらも希望者に無料で配布するので、ぜひ応援に行くように」

無料…

お客さんってのはト○タでしょう。
だって鈴鹿(ホ○ダ)のときはなかったもん(笑)
いくらウチがサプライヤーとはいえ、10数枚も指定席券をバラくとは…
どの席かは聞いてませんが、安くったって全部で30~40万円だもの。

でも、開催2週間前ってタイミングはどうなのさ!!
Fポンに至っては2日前ですぞ。
「オラF-1さ行ぐだっ」って人はすでにチケット買ってるでしょー。

さては余ったヤツをサプライヤーに回したな?
チケットだけもらってネットでサバくぞ。
ウソですト○タさん、しませんから…

あぁ39000円損したかもしれないです。
くやしいからFポン行ってやろうかな(笑)

今日の一曲:Mr.Big/Free

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2007/06/29

ファイターの系譜

今日の雨で梅雨だということを思い出しましたな。

今週末はF-1フランスGP。
どうやらマニクールでのフランスGPは今回が最後となりそうです。
私が初めてフランスGPを見たときの舞台はポールリカールでしたなぁ。
地元プロスト教授が嫌らしいほど強かったもんです。しみじみ。

ポールリカールと言えば鮮烈デビューを果たした新人を思い出します。
日本人にもお馴染みのジャン・アレジですよ。

1989年、ティレルチームはフランスGPから新スポンサーとして
ラクダマークのキャメルを獲得しました。
当時チームのエースドライバーだった故ミケーレ・アルボレートは、
長年のマルボロドライバー。黄色い車に乗るわけにはいかんのです。

そこで急遽、白羽の矢がビシッと命中したのがアレジでした。
F3000での大活躍で目下売り出し中だったこの若者は、
みごと母国でのデビュー戦で4位に入賞してしまいます。

翌年のUSAGPでのセナとのバトルは語り草。
その後、絶妙のマシンコントロール技術とハートがこもったファイトで
そのキャリアいっぱいファンを楽しませてくれましたのですよ奥さん。

激しくマシンを振り回す激情型ドライバーのように見えて、
実は技術的理解も深く、タイヤを驚くほど上手に使うことができた名手。
まさに天性のレーサー。ジル・ヴィルヌーブの再来と呼ばれた所以ですな。

最近、GPを見ていてジャン・アレジをしばしば思い出すのです。
だってふと気づいたらですね、マシンの隅々まで神経を通わせて
本能でドライブするレーサーがいつの間にかそこにいるじゃーないですか。

そう、佐藤琢磨ですよ。

ホンダでの辛い2005年、スーパーアグリでの我慢の2006年を経て、
レースマネジメントの粗さをそぎ落としましたね。
でも嬉しいことに、魂のオーバーテイクは健在。
その「ウマさ」と「瞬間の切れ味」の同居は、まさにジャン・アレジの再来。
そう思わずにいられないわけですよ。

アレジのデビューから20年弱、今やグリッドにフレンチドライバーはゼロ。
最前線ではイギリスの超新星とスペインの王者が火花を散らします。
そう考えてみると目まいがしそうなほど時代と状況は変わっていますが、
ハートを揺さぶるような走りを見せてくれるドライバーはまだ絶滅しませぬ。

それが日本人だなんて、なんて素晴らしいんでしょー。
ねぇ。

今日の一曲:Heartbreaker/Led Zeppelin

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2007/03/18

F-1開幕!

Diapob_248 今年もF-1GPが開幕しましたねぇ。
土曜日の予選ではSAF-1がやってくれましたよ。
←佐藤琢磨がチーム結成以来初のQ3進出。
こりゃあビックリしましたよ。
当のアグリチームだって予想してなかった快挙。
だってQ2終わったとき、さぁ燃料積んでQ3だ…
って給油機準備してないじゃん!みたいな(笑)
去年、ほぼ全GPでテールエンダーだったのにねぇ。
いやぁよくやった。
予選後、優勝したかのような騒ぎにもなりますよ。

決勝はライコネン。今年のフェラーリはやっぱり速かったです。
冬のテストではライコネンよりもマッサがコンスタントに速かったけど、
いざ本番となるとフィンランド人ってのはスイッチが入るんでしょうか。
土曜日から他を寄せ付けず、決勝もカンペキなレースで圧勝。
冬の間上機嫌だったラテン小僧のマッサ、こりゃあ焦っちゃうよなぁ。

マクラーレンのアロンソ&ハミルトン。
まだ開幕戦を見ただけだけど、かなり強力で魅力的なラインナップですねぇ。
やっぱスゴイチャンピオン&ルーキーですな。
シーズン中盤くらいから、こりゃあぐぐっと来ますよ。

琢磨、惜しかった!
スタートでトヨタ2台の前に出られれば、もう少し展開も変わっただろうに…
ラルフとウイリアムズ・ニコはポイントに届いたもんなぁ。
開幕戦でポイント取っておきたかったですねぇ。
今シーズンカナリの確率でSAF-1はポイントを取れそうですが、
何とかSAF-1初ポイントは琢磨に取ってもらいたい!と考える私としては
「トラブルさえなければデビッドソンって速いからなぁ…先に取られちゃうかも…」
なんて心配もしちゃうわけですよ。別にデビッドソンが嫌いって訳じゃないんだけど。
ビッグチームが軌道に乗る前、マレーシア&バーレーンあたりまでが
SAF-1初ポイントのビッグチャンスです。

いやー今年も開幕しましたよ。
何度迎えても、やっぱり格別な瞬間です。

今日の一曲:Kick start my heart/Motley crue

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2006/10/18

缶コーヒーと跳ね馬狂想曲

だいぶ涼しくなってきましたね。つーか寒い。東北地方は温度変化が急激。
ロンドンで買ってきたジャケットがようかくちょうどいい感じです。
着てるの見たら「どこで買ったの?」って聞いてくださいね。
待ってましたと「あぁこれぇ?ちょっとぉ、ロンドンでぇ」って調子こきます。

さて、WHEEL艦長のblogでも度々話に上がる缶コーヒーのオマケ。
また狂熱のシリーズ展開、今度はフェラーリF-1。素晴らしい。

Ferraridisp 早速コンプリートしました。
最近って「全種類セット」なんてラクチンな
売り方もしてくれてるんですね。
バギィッとゲット。
何車種か2台買っちゃってますが気にしない。
友人の結婚式引き出物、コレクションケースが
大活躍してます。すでにいくぶん狭い。
下段に何故かアルファロメオも混ざってます。
まぁ赤で統一、ということでいいですね。

ちょっと解説も付けましょうか。
最上段左から。375はごく初期のグランプリマシン。なんとFRですよ。
今やMRレイアウトの代名詞であるF-1も、せんきゅうひゃく何年だかに
クーパークライマックス(だったかな?)がエンジンをドライバーの背中に
追いやるまではフロントエンジンでした。生まれてなかったんでよく知りません。

その横に2台並ぶ158。よく知りません。わははは。
次、312T2が2台。この時代のフェラーリは水平対向12気筒です。
158、312T2…フェラーリって車名がなんでバラバラなんだ?って思いません?
これはね、158は1.5リッター8気筒、312T2は3リッター12気筒って意味なんです。
T2はね、横置き(transverse、イタリア語は知らん)ミッションの2号機って意味。
今年のは2.4リッター8気筒で248となっちょります。
お、ちゃんとした説明っぽいじゃん。よしよし。

一番右は126C2。V6ターボ車ですね。そしてウイングカー。
クビカのせいで首か?なんてシャレにもなってないジャック・ビルヌーブの
父親、ジル・ビルヌーブの最後のマシンです。
このマシンのカーナンバー27はあのゾルダー以後、フェラーリ伝説となりました。

中段に移動して左端2台は641/2。説明書きではF1-90なんて名前になってますが
ファンにとっては641/2でしょう。A・プロストが鈴鹿の1コーナーで撃墜された車です。
まさにサラブレッドの筋肉のようなサイドポーンツーンに少年時代は憧れました。

隣り2台はF1-2000。めっちゃ最近な気がしますがもう6年も前の車なんですね。
写真では分かりづらいですが、641/2とF1-2000で赤の色味が違います。
これは1997年からスポンサーMarlboroの資本がどどっと増えたんで、
深いイタリアンレッドから明るいMarlboroレッドに変わったんですね。
このオマケミニカーはちゃんと再現してて、ほほぅと関心しましたよ。

最後、一番右はF2003-GA。これはもう最近の車ですね。
鈴鹿で佐藤琢磨と並んでスタートしたのが思い出されます。
この辺の年代からリヤカウル周りがアバンギャルドになってきますね。

オマケを並べて満足。でも…

Coffees ←コーヒーのオマケなんで当然コーヒーも並びますわな。
わざわざ写真撮る必要もないかもしれませんが(笑)
ミニカーはともかく、このコーヒー達はどうしよう。
まぁ普通の人から見たら乱心もいいところでしょう。
私の苦手なブラックコーヒーも2本混ざってるし。

そういえばフェラーリといえばあの男
BMWオーナーのくせに跳ね馬教信者。きっと集めてるに違いない。

専用エンブレム型コレクションケースも買ってるに違いない。
アホだなー。

今日の一曲:Wild horses/The Rolling Stones

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2006/10/09

Farewell our lovely circuit !

20th01_l_6 F-1ファンじゃないみなさん。
もうちょいガマンしてね。

F-1日本GPが終わりました。
最後の鈴鹿。

決勝日の観客動員数は
16万1千人だそうで。

テレビ画面からも客入りの良さは
充分に伝わってきましたね。
逆バンクやスプーン、西ストレート
までとにかく満員。

これだけ最後の鈴鹿を惜しむ人が
この国にいることが嬉しかったり。

レースはご存知の通り、ミハエルのエンジントラブルで
アロンソがまさかの逆転勝利。タイトルもぐっと引き寄せましたね。
前戦中国に続き、予選と決勝で優劣がひっくり返る結果となりました。

車を止めてピットに帰ってきたミハエルの表情が印象的です。
あんなに穏やかなミハエルの顔は16年間で初めて見ました。
どこか想像を超えた境地に達しているかのようです。

近年のF-1GPは、「血が流れない戦争」などと比喩されます。
年間数千億円という金がうごめき、世界有数の大企業が本気で繰広げる
最先端の技術戦、高度な情報戦、政治的心理戦。
確かにこれだけの規模で展開されるものって、他にはリアルな戦争くらいでしょう。

でも鈴鹿で撃墜されたドイツ国籍のイタリア軍エースパイロットは、
基地に戻ると仲間と握手を交わし、穏やかに長年の感謝の意を表しました。
それは紛れもなく、チームを牽引する名キャプテンの姿でしたね。
やはりモーターレーシングはスポーツです。戦争では断じてない。

来年、日本GPはフジスピードウェイに舞台を移します。
私にとって20回目の日本GPが鈴鹿で行われないのは正直寂しいです。

でも、最近はそれもいいかなって思ってます。
来年はフジに行こうと思います。
F-1GPがいかに移ろいやすく信用ならない世界であるかを確認するため、
エクゾーストノート一発で最高に魅力的な空間に切り替わるのを確認するため、
そしていつか再びこの空間を鈴鹿で味わうため。

タバコは止められても、こればっかりは止められまへん。

ひとまず、鈴鹿サーキットさん20年間ありがとう。

今日の一曲:Thank you/Led Zeppelin

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2006/10/07

年に一度の週末

いよいよ開幕したF-1日本GP。
金・土曜FP、そして公式予選が終了しました。

金曜のFP1はウエット。
土日が晴れの予報のため、上位陣はコースインしませんでしたね。
雨の鈴鹿、このセッション印象に残ったのはBMWのベッテルでしょうか。
ドライ路面にウエットパッチがまだらに残るFP2。
いよいよ登場のフェラーリとルノー、期待通りのがっぷり四つ。

土曜のFP。
一転、ドライコンディションとなり全マシンがタイムを記録。
ミハエルの1'30"台には鳥肌がたちましたね。未踏の領域への期待。
そしてロングランでのタイムコンスタンスもフェラーリ・BSが有利に見えました。

そして予選。
Q1、山本左近はかわいそうでしたね。ホームレースの洗礼。これもレース。
佐藤琢磨の渾身のアタック。Q1突破こそなりませんでしたが、いいラップでした。
上位陣は順当。そんな中、ミハエルはニュータイヤを温存。5セット残しでQ2へ。

そのQ2でミハエルが記録したタイム、なんと1'28"台。
これはとんでもないです。ついに20回目の鈴鹿で1'30"台の壁が崩壊しました。
第一回鈴鹿でのPPタイムは1'40"フラットだったから20年で10秒以上も短縮。
このラップはオンボード映像で見たいなぁ。
トヨタ・ホンダもセットアップが決まり、好調です。セクター1での動きがいい。
ルノーは苦戦です。トヨタと拮抗、レースで手を焼きそうな予感が。
同じミシュランランナーのホンダもライバルとなりそう。
フェラーリの2台だけが異次元。BSが持ち込んだタイヤ恐るべし。
なんとマクラーレン2台がノックアウト。今回のマクラーレンは良くないですね。

Q3。
バーンオフラップでマッサがアロンソをマーク。
じれるアロンソ。チャンピオンの焦り、初めて経験するであろう重圧。
チャンピオンシップが煮詰まると、F-1GPの人間臭さがあらわになりますね。
フロントロウはフェラーリ。ただしマッサが前。でもまぁ思惑通りといえるでしょう。
余裕のミハエルはたっぷり燃料を搭載。イン側スタートがちょっと気がかりですね。
そしてトヨタが2ndロウ。こりゃルノーの苦戦は必死。

今回のフューエルクレジットは3kg/lapだそうです。
あらためて鈴鹿って一周が長いんだなぁ、と今さら再確認しましたね。
いよいよ明日は決勝レースですが、BSとMIの差が大きいのが気になります。
このタイム差がレースでもそのままなんでしょうか。
それともBSのコンパウンドはソフトすぎるんでしょうか。

どっちにしても53周フルディスタンスでのチャンピオンズレースが見たいですね。

今日の一曲:Revenge of the King/Kula Shaker

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2006/09/30

Live timing

F-1中国GP土曜FP3。

コンディションはウエット→少しづつドライに、です。
気温も24℃、トラックは23℃。ハンガロリンクの決勝に近いかな。
ハンガリーでウエットがイマイチだったBS、中国には低温を想定したウエットを
持ち込んでます。ハンガリーは予想外の気温だったもんね。

モンツァでのルノー・スペックDエンジンブローアップの原因は
ピストンにあったようです。頼むよマーレさん。
今回は対策済のスペックD'を持ち込んだ模様。
2台ともフレッシュエンジンですが、まだコースインしてません。

一方のフェラーリは昨日、マッサ車にエンジントラブルが発生。
今回のミハエルはルーティーンでフレッシュエンジンですが、
やっぱり気になるようで走行してません。
エンジン交換のマッサがタイヤのチェック。スタンダードウェットです。

トヨタは先週シルバーストンテストで試した新空力パッケージを投入。
エクゾーストの取り回しを変更し、リヤカウル周りを大きく刷新。
鈴鹿投入予定だったフロントウイングも前倒し投入したようです。
こちらも急ピッチ開発、2台とも積極的に走行を重ねてます。

残り12分、バトンに続きミハエルがコースイン。
どちらもドライタイヤ。もうラインは乾いています。
とはいえやはりタイヤの温まりぐあいはイマイチ。
バリチェロ、マッサがスピンを喫しました。

バトンはタイヤのグリップ感を確かめるように周回。冷静です。
一方のミハエルは滑るマシンを豪快にコントロールしながらトップタイムをマーク。
なんと佐藤琢磨がここで2番手タイムを記録!
コンディションの谷間とは言え、やるなぁ。

山本、ライコネンもスピン。
ルノーがコースイン。アロンソ5番手タイムを記録。
マッサ再びスピン。ライコネンもS字で再びスピン。どうしたマクラーレン。
ミハエルもブレーキングミスでコースアウト。

チェッカー。
ミハエル、アロンソ、バトン、のトップ3でセッション終了。
予選も楽しみだね。コンディションはどうだろう。

以上、珍しくライブ中継でお伝えしました。

今日の一曲:Go back to China/くるり

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2006/09/11

その時、来たる

M・シューマッハが引退を発表しました。

フェラーリのためのモンツァを制し、フェラーリドライバーとして引退発表。
これ以上カッコイイ引き際はないでしょう。

イタリアGP後のトップ3会見に現れたシューマッハは決意に満ちた顔をしていました。
2000年、A・セナの勝利数・41勝に並んだモンツァの会見を思い出しましたね。
同時通訳の声の隙間から彼の言葉を聞きました。
通訳でも字幕でもなく、彼本人の言葉でその瞬間を受け止めたかったのです。

その彼の勝利数は今や通算90勝。
今年チャンピオンを獲得できればそれは8回目となります。
どちらも前人未到の途方もない数字です。

私はそのうち、3つの勝利と2つのチャンピオン決定の瞬間を見ることが出来ました。
最も印象に残っているのは2000年。
私にとって2回目の鈴鹿サーキットはこの年、熾烈なタイトル争いの舞台でした。
ポイントリーダーはフェラーリ21年ぶりのドライバーズタイトルを狙うシューマッハ、
そしてその彼にシーズン中盤以降、猛烈な勢いでせまるM・ハッキネン。

2人の争いは予選から異次元のバトルとなりました。
当時の予選方式は1時間のセッションで12周、つまり4回のアタックを行うもの。
1/1000台の差で交互にトップタイムを塗り替える2人。
なんと3度目のアタックを終えたときには2人はまったくの同タイムを記録しました。

1コーナースタンドで観戦していた私は、2人がターンインしてくると
思わずのけぞっているのに気づきました。
希代のレーサー達による真剣勝負。
その気迫はスタンドでも充分に感じることが出来ましたね。

迎えた決勝レース。
スタート、イン側2番グリッドから見事なダッシュを決めたハッキネンが
ポールシッターのシューマッハの前に出ます。
そのまま1秒前後の間隔で2人はデットヒートを展開します。

レースが動いたのはピットストップ。
先行するハッキネンのマクラーレン・メルセデスが先にピットインすると、
シューマッハは一人素晴らしいスピードで鈴鹿を駆け抜けます。
今回のモンツァでも見せたシューマッハ・スタイルの真骨頂。
フェラーリクルーが迅速な動きでピットストップ作業を終えると、
シューマッハはハッキネンの前でコースに戻ることに成功しました。

順位こそ入れ替わったものの、相変わらず1秒前後でのトップ争い。
しかしレース終盤、張り詰めた空気のサーキットを小雨が濡らしました。
レインタイヤに交換するほどではありませんが、ドライタイヤでも危険な状態。
私がいたスプーンではコースを飛び出すドライバーもいました。

シューマッハはウエットの名手でもあります。
ハッキネンは着いて行けません。
決してハッキネンが遅かった訳ではありません。
同じく雨の名手バリチェロよりもずっと速いペースで周回していたのですから。
シューマッハのペースが驚異的だったと言うべきでしょう。

まるで1988年の日本GP。私にとってテレビの中での出来事だったレース。
でもセナとプロストに代わって、シューマッハとハッキネンによって目の前で再現
されている、そう思ったら急に「世界一決定戦」の重みがリアルに感じられました。

レースはそのままシューマッハが優勝。
彼は初めてフェラーリドライバーとしてチャンピオンに輝きました。
鳴らされるエアホーン、一斉にうち振られるフラッグ、
その大歓声のサーキットをゆっくりとパレードランするフェラーリ、
バイザーを上げて私の前を通過するとき、シューマッハの目からは
レース中のナイフのような厳しさなんて想像もつきませんでしたね。
おとぎ話のようだったF-1という世界が、ぐっとリアルに感じられたレースでした。

近年、まだサーキットでF-1を見たことがない人から
「日本GPを見に行こうか迷ってる」と聞くと必ず私はこう言っていました。

「ミハエル・シューマッハが走ってくれているうちに行ったほうがいい」

でも来年からは「ミハエル・シューマッハがいなくて残念だね」に変わるでしょう。
こんな偉大なチャンピオンは、もう二度と現れません。

さあ、今年の鈴鹿はラストチャンスです。
ミハエル・シューマッハが走ってくれているうちに行った方がいいですよ。

今日の一曲:Michael/Franz Ferdinand

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2006/08/08

ブダペスト回顧録

先週末のF-1ハンガリーGP。
見事に第3期ホンダ&バトンが初勝利を収めましたね。
シーズン中に必ずひとつはある、「荒れ試合」でしたが、いいレースでした。

ハンガリーGP。
初の東欧圏でのF-1GPは1986年だったか1987年だったかから開催されています。
あいまいだっ。

バーニー・エクレストンが「モナコのようなサーキットを」と自らコース図をスケッチ。
ほぼそのスケッチ通りに建造されたこのサーキット、狭くて曲がりくねってて
オーバーテイクが困難。「ミッキーマウスサーキット」なんて揶揄されたりもします。

でも、このハンガロリンクでのレースは、何故か印象深いものが多いです。
初めてハンガリーGPを見たのは1989年。
当時最速マシンのマクラーレンホンダMP4/5に乗るセナと、
初のセミオートマ車フェラーリ640を駆るマンセルとの名勝負。
2ndストレート入り口のコーナー、先行するセナ。
その背後に影のようにマンセルが寄り添ったかと思った次の瞬間、
周回遅れのオニクス(!)のヨハンソン(!!)もろともマクラーレンをパス!
2ndストレートの道幅いっぱいに3台が拡がる様は強烈でした。

1990年、ブーツェン以下5台の超接近サバイバル戦。
1992年、いかにもマンセルらしいタイトル決定戦。
1993年、デイモン・ヒルの初優勝。
1997年、アロウズヤマハ+ヒルの幻の勝利。
1998年、シューマッハ脅威の4ストップ作戦での優勝。

数あるハンガリーGPの中でも今回のホンダ勝利とリンクしたのは、1991年ですね。
この年、チャンピオンシップリーダーとしてブダペストにやってきたのはセナ。
でも、この年のベスト空力カー、ウイリアムズルノーFW14を駆るマンセルが
夏場のヨーロッパ連戦で激しくセナに迫り、まさに天王山ともいえるGPでした。

そのハンガリーGPの直前、マクラーレンホンダ陣営に訃報が舞い込んできました。

本田宗一郎氏の死去。

希代のカリスマを失ったホンダチームは全員喪章を身に付け、
悲壮な覚悟でレースに臨みました。
低速コーナーに対応するため、トルクアップしたエンジン、
カウルの肉厚まで削って20kgもの軽量化を果たしたMP4/6は、
交互に襲い掛かるマンセル、パトレーゼのFW14を遂に振り切り、勝利を飾りました。

しばしばエンツォ死去直後のモンツァと並び語られるエモーショナルレース。
あれから15年、シーズン開幕から不調にあえいだホンダチームが、
シーズン中では異例ともいえる体制刷新をして臨んだ通算301戦目。
ミシュランタイヤとのマッチングに苦しみ続けた今シーズン、
突然の雨がホンダRA06のハンドリングを復活させました。

「お前らいつまでチンタラ走ってんだ!オレぁ情けないよ!」

空の上で威勢のいいオヤジさんが見かねて勝利の女神に
直談判してくれたんじゃないでしょうかね。

私にとって、表彰台での初めての君が代を聞きながら
あの人懐っこい笑顔を思い出していました。

今日の一曲:君が代/日本国歌

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2006/05/25

コートダジュールのシナリオ

今週末はF-1モナコGPです。
Monaco_2





今年の予選方式は波乱を演出してくれそうな予感がするので楽しみです。
FP1,2が先程終わりましたが、やはりRenaultの速さが光ります。
しかし今回はMclarenもなかなかのパフォーマンスを発揮しています。
一方、目下選手権2番手のミハエルは中団に埋もれました。

今日はモナコ・ウィークエンドの予想、しかし個人的希望を大いに含んだ予想を。
まずは予選戦略があまりウマくないRenaultがピリオド2で失敗、
アロンソが中団グリッドに沈みます。
Ferrariもトラフィックに捕まり、マッサがノックアウト。ミハエルはギリギリ通過。

ピリオド3。
アロンソが下位に沈んだのを見てライコネンとミハエルは燃料を多めに搭載、
それぞれ5番手・6番手に留まります。
フィジケラは等分割りのスタンダード燃料量で2番手。
今週末好調モントーヤが3番手、106B投入トゥルーリが4番手に飛び込みます。
PPは選手権争いの連中の駆け引きにまったく関係がないもんで
一人軽い燃料で望んだバトンが「あれ?オレ?」って感じで取っちゃいます。

決勝。
1コーナーホールショットはバトン。フィジケラ→モントーヤ→ライコネン→トゥルーリ
→ミハエルの順でオープニングラップを終了。

適当なタイミングで事故が発生します。
うーん、サンデボーテかポルティエらへんでラルフとクリエンあたりがガシャッと。
で、セーフティカー登場。事故処理までに3~4周。
軽いバトンはがっかり。Hondaの優勝はまたしてもお預けです。

1回目ピットストップ後、フィジケラがレースを引っ張りますが
鉄壁のRenault、ハイドロが落ちます。まさかのリタイヤ。
代わってモントーヤ・ライコネンのMclarenがリーダーに。
3番手にはトゥルーリ。続いてバトン。

ミハエルは2スティント目のペースが上がらず後退。
伏兵レッドブル・クルサードに先を越されます。
後ろには1スティント目を引っ張りまくったアロンソが接近。
しかし2回目ピットストップ後、ニュータイヤ1発アタックでミハエル辛くも逃げ切り。

レースはこのままのオーダーでフィニッシュします。
優勝はモントーヤ。2位ライコネン、3位トゥルーリ。
以下、バトン、クルサード、ミハエル、アロンソ、バリチェロまでがポイント獲得。

…なんて感じの波乱をそろそろ期待してしまうのも、
Renault+アロンソがあまりにテッパンすぎるからですね。
夏前にチャンピオンシップの行方が見えてしまうのはちょっとつまんないです。

さて今年のモンテカルロ・チェイス、どんな結末が待っているのでしょうか。

今日の一曲:Superstition/Beck,Bogert&Appice

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2006/04/29

イス取りゲーム

2008年度の新規参入チームが決定したようです。
コスト削減を旗印にレギュレーション改正が予定されている2008年から、
非コンストラクターチームでも参戦できるようになります。
つまり、自分でマシンを作らなくても、どっか他チームからや市販のマシンを
買ってくればF-1GPに参戦できるようになります。
また、スーパーアグリが苦労した供託金も大幅に値下げされるようです。

世界最高峰のF-1がストックシャシーで参加できちゃうほど
門戸を広げるのはどうだ、との意見もあります。
でもその昔、コンストラクター制度が制定されるまでは買ってきたシャシーに
コスワースDFVというチームも多かったし(あのTyrrelやWilliamsにもそんな時代が)、
また現在参戦しているビッグメーカー達が未来永劫F-1に参戦し続けるとは
到底思えないので、GP存続を危惧したオーガナイザーの気持ちも分かります。
この世界のレギュレーション変更はいつだって賛否両論なのです。
F-1GPは他のスポーツよりも政治が占める割合が大きいんです。

さて、話が逸れましたがそのチームとは噂どおりの「プロドライブ」でした。
デビッド・リチャーズ(前のBAR代表で、ジャックを首にして琢磨を乗せた男です)
率いるプロレース集団は、WRCでのSUBARUチーム参画でおなじみですね。
実績からいって当選大本命で落ち着いたといったところです。

FIA発表の2008年の参戦枠は今のところ12チーム。
すでに今年参戦中の11チームはエントリーを表明しているので残りは僅か1枠。
そこになんと22チームが殺到したそうです。落選21チーム…
うーんもったいない。'89年みたいに予備予選+フルグリッドを復活すればいいのに。
他に有力候補として名前が上がっていた、イギリスF-3の名門で琢磨を輩出した
「カーリンモータースポーツ」や、元レースクイーンの日本人がオーナーで
ジャン・アレジが参画して何かと話題のMclarenのBチーム「ディレクシブ」、
それにエディー・アーバインがオーナーを務めるチーム等は涙を飲んだようです。

あ、エディー・アーバインと言えばイギリスの確かサンデーミラー紙で
「ブライアン・メイ、ジミー・ペイジ、オジー・オズボーンよりも金を持っている」と
報道されたようです。Ferrari時代にミハエルの太刀持ちをしながらしっかりと貯蓄。
キャラに似合わず堅実な男です。

エントリー問題ですが、これで落着するとは思えません。
ディレクシブが2007年からの前倒し参戦を狙っている等、まだひと悶着ありそうです。
ひょっとしたら参戦枠も増えるかも知れませんね。
私個人的な意見としては、参戦チームが増えるのは歓迎です。
なんだかんだ言ってもサーキットを沢山のマシンが走るのは大迫力です。
でもF-1の品位にあまりにそぐわないチームが出てくるのはやっぱりキツイです。
うーん、レースフリークの葛藤はまさにダウンフォースとドラッグの関係。
F-1GPはどうなって行くのでしょうか。

今日の一曲:hello/アナログフィッシュ

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2006/04/23

チャンピオンのリターンマッチ

F-1サンマリノGP決勝が終わりました。
去年に続き、今年もとても素晴らしいレースでした。
主役は去年と同じ、ミハエル・シューマッハーとフェルナンド・アロンソ。
ただし順番は去年と逆の結果となりました。

PPからスタートしたミハエル、1stスティントを圧倒的なペースで逃げます。
ラップタイムは1'24''台~25''前半。
一方アロンソはバトンとマッサの後ろで周回を重ねます。
ラップタイムは1'25''台中盤。
この時点ではミハエルの独走もありうる展開でした。

ミハエル1回目のピットストップ。
予選時に重そうだったアロンソは、やはりミハエルよりも引っ張ります。
ここでバトンとマッサの前に出ることに成功、2番手に上がります。
まだミハエルは1ストップ後のアウトラップ、ステイアウェイのアロンソと
2・3セクターをほぼ同タイムというハイペースを記録しています。
依然ミハエル有利。

その後アロンソもピットストップを終えて2ndスティントへ。
ここでFerrari2台のペースが突然乱れます。
ラップタイム1'26''台まで落ち込みます。
一方のアロンソは1'25''前半のペースでの追い込み。
約10秒あったギャップはみるみる無くなり、テールトゥノーズに。
まさに去年の逆パターン。
若いチャンピオンが7timesチャンピオンに迫ります。

しかし、金曜からストレートラインスピードが伸びていたFerrari。
サーキットレイアウトも手伝って、アロンソはオーバーテイクにまでは至れません。
Renaultはハイダウンフォースセットアップを生かし、何度かトサで迫るものの膠着。
2回目のピットストップを引っ張れるアロンソの逆転が現実味を帯びてきました。

と、ここでRenault陣営が動きます。
アロンソはミハエルよりも2回目のピットストップを4~5周は遅くできるほどの
燃料を搭載していたはずですが、今や1'27''台まで落ち込んだスローペースで
抑え続けられるのを良しとせず、早めのピットストップを敢行。
空いたスペースに飛び込みペースアップ、ミハエルのピットストップまでに
マージンを稼ぐ作戦に路線変更。

それを受けたFerrari陣営、すぐさま次の周でミハエルをピットに呼び込みます。
この柔軟性こそFerrariの真骨頂。素早い作業でコース復帰を果たしたミハエルは
間一髪、アロンソの鼻先を押さえることに成功しました。
Renaultの目論見は打ち砕かれました。
ディフェンディングチャンピオンチーム、一つ目の乱れです。

迎えた3rdスティント。去年と同様、コース上でのドッグファイトとなりました。
中高速コーナーが速いアロンソ、タンブレロ~ビルヌーブで接近戦。
しかしミハエルはストレートスピードを生かし1'26'台のペースでコントロール。
2人のギャップは0.3秒。
まさに去年のリターンマッチ。チャンピオン同士の駆け引きが続きます。

残り3周、アロンソが小さなミスを犯します。
アドバンテージのあるビルヌーブでのターンインで僅かにラインをインサイドに
取りすぎ、縁石に弾かれて出口アンダーステアとなります。
このミスで2人のギャップは2秒まで開きます。

その様子をミラーでチェックしていたミハエルはここでペースアップ。
1'25''台前半のラップでラストスパートをかけます。
慌てたアロンソ、その後リバッツァでも小さなブレーキングミス。
Renault+アロンソの2つ目の乱れはまさかのドライビングエラーでした。
これでレースは決しました。

今回のレース、F-1は人間同士の戦いであるということを強く印象付けました。
もしもRenaultが2ストップ目を正規のタイミングで行っていたら、
ミハエルを逆転できていたでしょう。なんというレースのアヤ。
策士Renaultが策に翻弄されました。
そして正確無比なドライビングを身上とするアロンソが久々に見せた
ドライビングエラー。チャンピオンの人間味を感じました。

Renault陣営の2つの乱れを尻目に、見事なレースを見せたFerrari。
先頭を取り、レースをコントロールするという意思を予選から一貫した様からは
跳ね馬の強烈な意地とプライドを感じることがました。

しかしチャンピオンシップの観点から考えれば、アロンソとRenaultは
十分納得して家路につくことができると言えるでしょう。
2レース目のエンジンで8ポイント獲得。
ライバルミハエルには僅か2ポイント迫られただけ、ライコネンに対しては
ギャップをさらに広げて1レースを消化することに成功しました。
完敗に見えたRenault陣営ですが、しっかりと王座防衛にむけて歩を進めました。

とは言ってもFerrari+ブリジストンにとっては得たポイント以上の価値ある
勝利だったことも事実。F-1GPには「流れ」というものが確実に存在します。
GP一戦一戦の熱狂と、数字計算の綿密さを内包してこれからF-1GPは
怒涛の連戦、ヨーロッパ・ラウンドを進んで行きます。

これだからモーターレーシングは止められません。

今日の一曲:Michael/Franz Ferdinand

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2006/04/22

見守るタンブレロの英雄

桜が咲き始めました。
走りなれた道がいつもよりグラマラスに感じます。

F-1は春のヨーロッパに戻ります。
ヨーロッパラウンド初戦の舞台は今年もイモラ。
毎年思うのですが、フライアウェイを終えてヨーロッパに帰ってきたF-1マシン、
テレビ画面でもそのカラーリングが、特に赤がキレイに見えます。
それはFerrariの国だからとかそんな話じゃなくて、多分春の柔らかい日差しと
FIAのホンチャン用(?)放送機材のおかげなんでしょう。
赤が映える国イタリア、素晴らしい国です。
なんせマーシャルカーがAlfaRomeo156。素晴らしい国です。
ちなみにF-3マカオGPのマーシャルカーはAlfa147。何でだろう??

今年のイモラ、一部レイアウト変更と路面の再舗装がされています。
アクアミネラリを抜けて坂を駆け上がる途中から新舗装。
バリアンテアルタのブレーキングがトリッキーになっています。
そしてそのバリアンテアルタがレイアウト変更となり、
去年までの縁石カットで直線的に切り込むような高速シケインから
スタンダードな右、左と回り込む低速シケインに生まれ変わりました。

まるで居合い切りのようにスパッスパッ!と切り抜ける旧レイアウトは
ダイナミックで結構好きだったのでちょっと残念ですね。
昔のホッケンハイムのオストシケインも同様の性格で好きでしたが
こちらも変更されてスローシケインになっています。
ファンにとっては安全性とスペクタルの狭間の葛藤、といったところです。

新舗装&新レイアウトはかなりトリッキーなようで、
井出はフリー走行で散々スピンを喫していました。
予選でもマッサがタイヤをダートに落としたりとなかなか気が抜けません。

そしてアルタを立ち上がってさらに上り坂の途中から
リバッツァの1つ目立ち上がりまで、この区間も新舗装です。
このサーキット屈指のハードブレーキングゾーンであるリバッツァ1つ目入口が
滑りやすいブレーキングとなり、さらに2つ目のアプローチで旧舗装に戻って
ミューが急激に変化する、ここも非常にイヤラシイことになってます。
レースでのキーコーナーとなるんではないでしょうか。

さて、そのサンマリノGPの予選が終了しました。
Imola_tm
←リアルタイム更新のタイミングモニターです。
いつもこんなもんで各車のタイム動向をチェックながら
マニアックに観戦しております。

ミハエル・シューマッハーが通算66回目のPPでついにセナの記録を抜きました。
12年前のここイモラで65回目のPPを獲得して他界したアイルトン・セナ。
そしてその時テールを見つめていた男が同じサーキットで大記録を更新しました。
因縁を感じずにはいられません。

ちなみにこのPP獲得回数ランキング、ミハエルとセナに続く3番手は
アラン・プロストとジム・クラークの33回。トップ2人が傑出していることが分かります。
ミハエルはこれでF-1でやり残したことはもう無いんじゃないでしょうか。
あと思いつくのはパトレーゼの最多出走記録くらいですが…

今回ブリジストンが持ち込んだタイヤ、かなり良いみたいです。
使い始めからポンっとタイムが出て、さらに巡航タイムも高水準。
ステアリングスタビリティ、特にコーナー入口での切り込みに鋭さを感じます。
マッサも4番手を獲得。久々にFerrari2台が上位に並びました。
Ferrari+BSはコンサバすぎたメルボルンの雪辱、攻めに転じました。

ミハエルに続いたのはHonda。バトン、バリチェロの2台。
これは結構意外です。前回のようなタイヤウォームアップ問題は
このサーキットでは起こらないでしょうが、FPの印象から考えると意外でした。
おそらくアロンソ、Mclaren、そしてFerrariは予想よりも燃料を積んできたので
コンサバな重量のHonda2台が前に押し出されたんじゃないでしょうか。

そして注目のアロンソは5番手。これは彼にとっては厄介なことになりました。
いくらスタートが抜群のRenaultでも、コース幅がタイトなイモラで
1コーナーまでにHonda2台とマッサの前に出るのは至難の技です。
ミハエルまで壁が3枚、これを取り除くのは骨の折れる作業です。

開幕3戦で見事なダッシュを決めたRenault。
ストップ・ザ・Renaultに地元で名乗りを上げたFerrari。
去年はアロンソが世代交代を見せ付けたこのサーキットで
皇帝ミハエル・シューマッハーの逆襲が始まります。
明日が楽しみです。

今日の一曲:Moving/Supergrass

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2006/04/01

時差が少なくて楽です

F-1オーストラリアGP予選のクイックレポです。

Hondaのバトンが今期初のPPを獲得しました。
Ferrari2台、僚友バリチェッロが早々とノックアウトされた今回、
見事にMclaren・Renaultの2台を押さえてのPP。
オールHondaチームとしてのPPは38年ぶりとのことです。
あの葉巻型F-1でJ・サーティースが記録して以来!!

バトンとHonda、その勝因はどこにあったでしょうか。
タイミングモニターのデータに注目してみます。
1st・2ndセクターはMclaren・Renaultとほぼ互角。
しかし3rdセクターでは0.5秒のマージンを築いています。
(ただしフィジケラのみ0.1秒差)

中・低速コーナーで構成されるこのセクター、
普通に考えると、トラクション性能に優れるRenault、
そして高い旋回能力を誇るMclarenに死角はありません。
その区間での0.5秒差が意味するものとは。

おそらく、アロンソ、キミ、モントーヤは燃料搭載量を重めにして
最終ピリオドに臨んだのではないでしょうか。
メルボルンのレイアウトで、もっともフューエルエフェクトが大きいのは
このストップ&ゴーを繰り返す3rdセクターでしょう。
前述の3台は多少重くてもレースでは十分なパフォーマンスを発揮できるだけの
ポテンシャルを持っているので、今回の予測しづらい天候を受けて
燃料を多めに積んできたのではないでしょうか。
予選中雨が降ったら重量ハンデは軽減されるし、
ドライで終わってもレースで挽回できる、と踏んだと思われます。

Renaultの2台は開幕からの好調さを維持できています。
Mclarenは3戦目にしてついに2台の予選パフォーマンスが揃いました。
バトンを先頭に、上記2チームが1'25秒台にキチッと並んでいます。
セパンではスティント頭のタイヤウォームアップ性に課題を抱えたHonda、
1スティント目が長いと思われるこの2チームから逃げ切れるか。
Hondaとバトンにとって念願のトップチェッカーは
今回もこの2チームの高い壁を乗り越えたところにありそうです。

さて、例年より一ヶ月遅れ、晩秋のメルボルン。
明日はどんなレースとなるんでしょうか。

今日の一曲:God save the queen/GB national anthem

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2006/03/21

拝啓 フジテレビ様

今朝めざましテレビでRolling stonesのインタビューがオンエアされてました。
しかも一人一人単独でのインタビュー。やるじゃんフジテレビ。

そのフジテレビのF-1中継にはもう20年近くもお世話になっています。
ブームで日本中が浮かれまくったときも、そのブームが去って世の中誰も
F-1に見向きもしなくなったときも、夜中にじぃっと中継を続けてくれたことは
F-1ファンならば誰しもが感謝しなければならないことでしょう。

とは言っても、近年の地上波中継(特に若いタレント男女がホストになってから)
の品質はエンスーにとっては耐えられないものがあります。

若い男「右京さん、こんなに飛ばしてエンジンは壊れないんですかねぇ?!」
右京「えー…、まぁ絶対壊れないとは…レースなのでプッシュしないとね。…」
負けるな右京。

実況「若い女さん、バトンが3番手に上がりましたよ!」
若い女「キャーー!頑張ってほしいですぅ!」
うぐぐ…。

かめはめはくらいなら出せそうになる訳ですよ。

若い女の方はその後だいぶ勉強したらしく、コメントの質も向上しまして
「このタイムだと2回ストップじゃないですか?」とか、なかなか侮れない
実力を付けてきましたが、男のほうは今も相変わらず亜空間殺法ですね。

そんな状況に我慢の限界を感じ、去年からスカパーを導入しました。
こちらでは今宮純・川井一仁両氏による解説が聞けます。
彼らは以前、地上波での解説&ピットリポート(懐かしい…)をされていましたが、
今やコメントを聞けるのはスカパーフジテレビ721chのみとなりました。

では地上波のビギナー向け(?)解説陣と何が違うかと言いますと、
内容の濃さ、情報量が圧倒的に違います。ケタ違いです。
地上波を見慣れた会社の上司にスカパー放送のビデオを貸したところ
「あまりに情報量が多くてアタマが疲れた」と嬉しい悲鳴を上げていました。
この上司、根っからのレース好きで、デビュー前のミハエル・シューマッハ-を
菅生F3000で見て鮮烈な印象を脳裏に焼き付けてきたほどの男なのに、です。

前回のマレーシアGPはスカパーと地上波、双方を見てみました。
1回目のピットストップの後、スカパーではバトンのタイムが上がらないことを
指摘(ラップタイム33秒台後半)、対照的にアウトラップからすぐにペースを上げる
アロンソ(同32秒台後半~33秒台前半)との位置関係を解説。
Renaultの優位性は燃料搭載時やタイヤ温度が低いときの速さにあると分析。
確かにHondaはタイヤに熱が入るとRenault勢と遜色ないタイムを記録してます。

一方、地上波では同じタイミングでジャパンパワーがどうのこうの…と
えらく盛り上がってました。おーい、そのバトンが抜かれますよぉ…

また、バーレーンではリアウイングが物議を醸したFerrariですが、
マレーシアでは今度はフロントウイングも可変翼だ、との疑惑がかかりました。
そのFerrariのノーズカメラからのオンボード映像が飛び込んできたときのこと。
スカパー解説陣は高速走行時ウイングがたわんで、アッパーウイングとノーズの
接合部に隙間ができてジョイントのピンが見えることを指摘。

地上波ではFerrariそっちのけで根性がなんたらで気合がかんたらと
何の話だったか覚えてません。が、相変わらずやんやのお祭り騒ぎでした。

でもビギナーにとっては地上波が全然ダメ、ということもありません。
バトルシーンでは効果音とともにドライバーの名前のスーパーが登場。
瞬時に誰と誰が争っているかの判別が容易にできます。
スカパーだと実況・解説陣が名前を挙げないかぎり、
ヘルメットカラーやカーナンバーによる伝統にのっとった識別方法となります。
また、レースに関する基本用語も毎回解説付きで登場する地上波に対して、
たまに私にも分からないときがあるほどの専門用語オンパレードのスカパー。
新たな視聴者を取り込みたい地上波とエンスーを満足させたいスカパーで
こんなにも二極化が進んでいます。

地上波中継だけの時代、もう遠い昔ですが当時の中継内容は
今のスカパーと地上波のちょうど中間ほどだったような気がします。
専門用語の解説はあるのですが少年時代の私にはちょっと難しく、
色々な雑誌や本を読み漁って解読したものです。
でも目が肥えてくると、「あの話にも詳しく触れてくれよ!」となりました。

メディアの情報レベルに自分で追いついて、そこから先も自分で開拓する昔と、
飛び道具的派手な演出とマニュアルのような解説で扉を開けると、
その向こうにはいきなりハイエンドな世界しかない現在。

これからF-1のファンになる少年にはどちらがいいんでしょう。

次は、この時期ちょっと違和感を覚えるメルボルンです。

今日の一曲:Sunday people/Supercar

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2006/03/14

砂漠の開戦で見えたこと

しばらく更新をサボってる間にF-1も開幕しちゃいました。
時間経過に取り残され感を感じつつ、開幕戦レビューをビシッとお見舞いします。
詳しいデータやリザルト等は他に譲るとして、ここでは私なりの解説をしてみます。

さてそのF-1バーレーンGP、まずは予選。
3ピリオドを勝ち抜いていくノックダウン方式と呼ばれる新予選システム、
ライコネン、Toyota2台の早々の敗退等の波乱も演出しました。
1周2秒のマージン(@バーレーン)があるニュータイヤの投入時期や
トラフィックによるアタックタイミングのかけ引きはなかなか楽しいですね。
ただ、F-1チームも我々観戦者も、もう少し習熟が必要なようです。
選手権が煮詰まったころにカギを握るであろうこの新方式、
ちょっと落ち着いたころに詳しく解説してみたいと思います。

レースはアロンソ→ミハエル→ライコネンの順にチェッカーを受けました。
やはり印象に残ったのはアロンソ。
ミハエルが2回目ストップ後、すぐに33秒台で巡航するのを見て即座に
ピットストップ時期を早め、3スティント目で鼻先を押さえたのはさすがです。
しかし、もっとも1年前と比べて成長を感じられたのが、
オープニングラップでマッサをオーバーテイクしたシーン。
砂嵐でダスティなオープニングラップ、2コーナーをコンパクトラインで旋回し、
立ち上がりクロスラインを選択、そしてルノーの強烈なトラクションでパス。
これは印象的なシーンでした。(その後マッサはスピンで脱落していくのですが)

今年もRenaultはコーナー出口が速く、ラインもコンパクトに取れるようです。
自分の車の武器をよく分かっていて、そしてしっかりとそれを使いこなしています。
しかもその布石として、砂が舞い降りた路面でのアンダーステアを抑えるため、
フォーメーションラップで過剰とも思えるほどにフロントタイヤへ熱を入れています。
去年までのスタート重視・リヤタイヤバーンナウト加熱とは明らかに違った、
クイックステアでフロントに負荷をかけるようなウォームアップ。
さすがチャンピオンは06年バージョンの車とタイヤにいち早く順応したようです。

Ferrariはマッサの脱落が何よりも痛かったのではないでしょうか。
軽いタンクでレースに臨んだチームとしては、もう少しアロンソとやり合ってもらって
ミハエルを逃がす必勝パターンに持ち込みたかったところです。
しかしアウトラップからコンスタントに速いニューカーとタイヤは今後期待できます。
PP回数でセナに並んだミハエルのレース勝負勘も鈍ってはいません。
だからこそ真っ向勝負でそれを打ち破ったアロンソが際立ってしまうのですが…

ライコネンの印象的なシーンはWilliamsウェーバーをパスしたシーン。
しかし去年の鈴鹿でのオーバーテイクショーとは全く質の違う印象です。
ホームストレート、ウェーバーのバックカメラ。スリップに入って追いつくMclaren、
イン側にマシンを振りスリップを出ると、あろうことか少しずつ後退して行きます…
明らかにトップエンドでのエンジンパワー不足です。
それでもパスできたのはキミのブレーキングセンスによるところが大きいでしょう。
オフから気にしていた通り、Mclarenはストレートスピードがありません。
しかしライコネンが最後尾から1ストップ作戦でポディウムまでたどり着いたこと、
またモントーヤが2NDセクターでバトンのHondaに肉薄できたことを見ても、
やはりシルバーアローは今年もカーバランスとコーナリングは絶品です。
残念ながらライコネンほど乗り切れていないモントーヤという構図も変わりません。

トップ3は想定内として、このGPで衝撃だったのはWilliamsではないでしょうか。
この車、レースディスタンスでの巡航ペースが速いです。
上位勢が33秒台後半で走る中、ただ1チーム32秒台を連発できました。
レギュレーション改正によりチーム間格差が小さくなった今年、
名門の伝統に従ったシンプルで素性のいい車がコスワースエンジンと共に
大メーカーワークスチームを追いまわす様は実に痛快でした。
久々の大型新人、ニコ・ロズベルグはファステストラップまで記録しました。
マカオF-3で見たときのクレバードライビングに力強さもプラスされたようです。
やはり今年の台風の目、生粋のレース屋Williamsです。

開幕戦で見えたことは、今年はRenault,Ferrari,Mclaren,Hondaの4強で
選手権が進みそうなこと、そこにWilliamsが参入できそうなことです。
今年のToyotaの実力はあんなものではないと思っていますが、
近代F-1においては軌道修正は迅速に行わないと永遠に浮上できません。
去年のBARは正にその典型、上位に追いつくまでに多くのレースを費やしました。
いい流れを作ったチームは勢いに乗り、つまづいたチームは低迷する。
3月から10月までタイトに詰まったレーススケジュールが明暗を浮き彫りにします。

今年も例にもれず、もう今週末には第2戦マレーシアGPが控えています。
さあ、長い長いグランプリ・サーカスが始まりました。

今日の一曲:Deserted city of the heart/Cream

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2006/03/07

揺らぐパワーバランス

無事、長野から帰ってきました。
今年もとてもいい天気に恵まれました。

今週末、F-1GPが開幕します。
オフテストでだんだん各チームの力関係が分かってきました。
アタマひとつ抜け出しているのが、RenaultとHondaでしょう。
この2チームはスピード、リライアビリティともに高いレベルにいます。
これに続くのがMclarenとFerrari、そしてToyotaでしょうか。

Renaultに関しては、開幕時点でのマシンパッケージは文句無しですが、
アロンソの来期離脱、そしてチーム撤退の噂などの政治的不安要素が
気になります。モチベーションを維持してR&Dを継続できるかがカギです。
今年のクルマはフィジケラに合っていそうなことも余計な内紛の原因に
ならなければ良いのですが…新チャンピオンの真価が問われます。

そしてHonda。去年の不振を糧にかなりのステップアップが期待できます。
バトン&バリチェロのコンビも強力です。
バトンはメディアに(特に英国の)とやかく言われてますが、
このイギリス人は本当に才能があると思います。
一度勝ち出せば過去を置き去りにして賞賛を浴びることでしょう。
バリチェロは初めてのミシュランタイヤへの習熟がカギでしょう。
あえて不安要素を挙げるとすれば、ニューカーラウンチの時点で早くも
ゴテゴテとくっついた空力デバイス。マシン素性の悪さを補正しているもの
だとすれば、シーズン中盤でのパフォーマンス頭打ちが気になります。
ドラッグが大きそうに見えますが、ジェフ・ウィリスなら大丈夫でしょう。

Mclarenは今年も最速コーナリングマシンのようです。
でも壊れます。空飛ぶガラスの靴は今年も健在でしょうか…
ここのカギは今年もエンジンのリライアビリティということになりそうです。
そして当然こちらもアロンソ移籍による微妙な影が気になります。
フライング・フィンの精神力は歴代に負けず、脆弱ではありませんが。

Ferrariは現状、タイヤ次第としか言えないのではないでしょうか。
皇帝が進退を掛けるシーズンにスクーデリアが投入したマシンは、
一昨年のマシンF2004を比較対象としてテストを重ねてきました。
近代跳ね馬の中でも屈指のダウンフォースレベルを発揮するF2004を
マラネロのガレージから引っ張り出してまでの、なり振り構わぬ特攻開発。
これはかなり面白い試みだと思います。すべてはタイヤ次第、です。

Toyotaはやはり圧倒的なチームパワーが不気味です。
あまりに早いラウンチ時点での拍子抜けするほどコンサバティブなマシンは
ブラフと言っても過言ではないでしょう。あくまでコンポーネント熟成が目的。
その後、B仕様といってもいいほどの空力パッケージ変更を行い、
開幕に備えるあたりはToyotaだからこそ可能なマッシブ・アタック。
早くからBSタイヤのデータ取りに余念が無く、さらに東富士では恐らく
IRL用のV8までも持ち出してエンジン開発をしているようです。
将棋でいえば最初から飛車・角・銀が持ち駒台に用意されているようなもの。
普通はとてもかないません。それほど、この巨人は本気です。

ダークホースとして注目しているのがWilliams。
V8経験豊富なコスワース、実はかなり回ってます。
そしてそのコスワースと共同開発のシームレスギヤボックスの投入。
そしてチャンピオンジュニア、ニコ・ロズベルグのデビュー。
BMWワークスの座を失い、どっこい台風の目になっちゃうんではないでしょうか。

日本人として注目しなければいけないのがSuper Aguri。
でもどうひいき目に見ても、完走が目標。
ニューカー投入後もまずは1ポイントを目指しましょう、と言ったところです。
今年はレギュレーション改正によってF-1参戦条件が緩和される前に
イスを確保したことが重要。じっくりとチーム地盤を固めていって欲しいです。

今年もいろいろな期待・思惑を飲み込んで、F-1GPが開幕します。
では皆さん、私と一緒にバーレーンをお楽しみに。
うっかり間違ってオーストラリアに行かないように。

今日の一曲:革命前夜、ブラックジャックに興じる勇者たち/森山直太朗

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2006/02/05

数百kmの移動、その意味

富士スピードウェイでの07年以降のF-1開催が濃厚になってきた。
持主のトヨタがポロッと「やりますよ」的なことを言っちゃった。

狭い日本で三重県から静岡県へ。たったそれだけのことかもしれない。
私が住む東北からは富士のほうが近いので、知人なんかは歓迎ムードだけど、
個人的にはちょっと困るんだよなぁ。
昔のTIでのパシフィックGPと鈴鹿での日本GP、みたいに1ヶ国2開催ならOKだけど、
ブランズハッチとシルバーストンみたいな交互開催を07年に富士からやられると困る。

と言うのも、07年日本GPは私にとってちょうどF-1観戦20周年、区切りのGPなんです。
こう見えて私は「トラディション」とか「アニバーサリー」をインポータントにするマンで、
愛器レスポールはオールドファッションの白ペグだし、ストラトは40周年記念モデル、
アコギL-00は生産中止を知って慌てて購入したんです。すっかり余談ですな(笑)

そして初めてF-1を見に行ったのも10回目記念の鈴鹿でした。
東北在住のF-1ファンにとって鈴鹿は遠くにありて思うもの、まさに聖地。
だからいざ足を運んでゲートをくぐったときの感動は何度味わっても格別なんだよなぁ。
スタンドのすきまから1~2コーナーが視界に開けたときの気分といったらもう。
五体投地でカトマンズを目指す気持ちに近いものがあります(多少言いすぎか…)

と言うわけで、やっぱり20回記念は「私のGP一戦目」の地、鈴鹿で見たい!

改修されたばかりの富士スピードウェイ、もちろんいいサーキットだと思いますよ。
なんせ初めて日本でF-1を開催したサーキットという文句なしの伝統もあるし、
しかもあのヘルマン・ティルケが上手にリメイクしてるから、
レース内容もエキサイティングになると思うし、首都圏からも近いし…

でも小学生時代からノートの端に8の字サーキットを落書きしていた私にとって、
F-1といえば、日本GPといえば鈴鹿サーキットなんです。
20年かかってようやくポディウムを争える日本人が出てきて、
日本企業も大活躍、ホンダとトヨタなんて06年は恐らく優勝争いもするでしょう。

そんな時代がやっと来たのに、「メビウスの輪」が切れてしまうのは寂しいなぁ…

今日の一曲:オールドタイマー/くるり

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2006/01/29

10-2=?

またまたF-1の話を続けて。

バルセロナでのウインターテストの映像を見た。
何よりもこのオフ、気になっていたのが新しいV8エンジンの音。
まずその第一印象は「…良くない」だったなぁ。

シリンダーが2本減るとともに排気量が3Lから2.4Lに変更。
つまり極端に言うとV10からそのままシリンダー2本カットしたイメージだから
ボア×ストロークに大幅な変更は無い。
多くのメーカーは僅かなボアアップで対応。
あるメーカーに至っては05年エンジンと全く同径ボアを採用している。

ヤバイかな?こんな情報出したら…(笑)

また、各メーカー回転数も現段階で恐らく19500rpm前後で回しているため、
当然、一昔前のV8のようなキーが低く野太いエキゾーストノートではなかった。
でも昨年の完成型V10の凶暴で動物的、
しかし澄み切った金管楽器のような音とは明らかに異質。
末期のV10は鈴鹿のホームストレートエンドで聞いていると
まさにジェット戦闘機がかっ飛んで来たかと錯覚するほど滑らかで攻撃的だった。
そして1コーナーへのブレーキングとダウンシフト音で
これがクルマであることを思い出させた。

現時点での新V8はキーはそれなりに高いが、もっとメカニカルな音質で
ストレートエンドでも「ビーーー」って聞こえる。鼻が詰まったような音、というか…
まるで「自動車のレシプロエンジンだぜ!」と強く主張しているかのように。

BSの浜島さんは「エンジン出力が落ちた事でドライバーがコントロールしやすい、
より人間的なマシンになったと言えるのではないでしょうか?」と言っていた。
各チームともストレートラインスピードが落ちた分、ドラッグ低減と
コーナリングスピードを上げるための空力開発に躍起になっている。

06年マシンのキーワード「人間的マシン」と「コーナリングスピード」。

これはターボエンジン禁止、3.5L・NAエンジン規定となった1989年に似ていると思う。
1200馬力オーバーとも言われたターボチャージドのハイパワーを
ついたてのようなリヤウイングでムリヤリ地面に押し付けて走っていた時代から
アンダー700馬力NAエンジン+空力を特化させたコーナリングマシン時代へ。

ディフューザー形状が複雑になり、たくさんの空力付加物が生まれ、
翌年1990年にはティレルからハイノーズマシンが登場した。
また、エンジンはピークパワーよりも全域でトルクを得られる性格、
つまり人間ありきのドライバビリティを重視する方向へと変わっていった。

あれから20年弱、速くなりすぎたF-1はまた人間らしさを取り戻そうとし、
同時にさらなるコーナリングスピードを求めてようとしている。

ウイングカーからフラットボトムへ、ターボからNAへ、V10からV8へ…
数え切れないほどのレギュレーション変更と技術開発の追いかけっこを経ても
それでもF-1はF-1のまま魅力的であり続けている。これってスゴイことだと思うなぁ。

だから今年、世界中を転戦して秋晴れの鈴鹿に戻ってくる新V8のエキゾーストノートは
たとえ鼻が詰まったような音でも、やっぱり気持ちいいんだろうと思う。

今日の一曲:We are the champions/Renault RS25

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2006/01/28

Aguri returns!

F-1の話。

スーパーアグリF-1チームのレイトエントリーが受理された。
正式エントリー締め切り時に参戦を決めれなかったときにはダメかと思ったけど、
よく全チームの承認を得て(バーニーの後押しもあり?)ここまで漕ぎつけたもんだなぁ。

鈴木亜久里とは個人的に不思議な縁があると勝手に思っている。
私が初めてF-1GPのテレビ中継を見たのが1988年の日本GP。
奇しくも病欠のヤニック・ダルマスの代役で亜久里がデビューを決めたGPだ。

当時はマクラ-レン・ホンダが圧倒的に強く、この年の鈴鹿もトップ快走のプロストを
後方から追い上げたセナが奇跡の逆転劇で初タイトルを決めた感動的なレースだった。
小学生の私はテレビの前で右も左も分からず、でもF-1という世界に魅了されながら
後方集団で慣れないローラと必死で格闘する「鈴木亜久里」という新人に共感を覚えた。

その後1989年の全戦予備予選落ち、1990年の日本GP3位表彰台、
1993年の歯痒さをテレビの前で一緒になって一喜一憂しきてた。

そしてセナ事故後の政治的混乱・ヒーロー不在の空虚感がピークに達し、
私のF-1熱が最も冷めていた1995年、日本GP予選中の事故で負傷した亜久里は
鈴鹿から病院へ搬送されるヘリの中で引退を決意したという。
そんな背景もありこの引退発表には心から「ご苦労様」と言えた。

その亜久里が日本人にとって夢のようなチームを率いてF-1に戻ってくる。
初年度は好成績は望めないかもしれない。
これだけバタバタしてるんだから最初はグリッドにマシンを並べてくれるだけでいい。

でもこのオーナーには1989年を乗り越えて表彰台まで上り詰めた経験がある。
有言実行の伊達男にはやっぱり期待してしまう。
3年後、5年後、このチームが一体どんなチームに成長しているのか??

今回ばかりは「引退」はそう簡単に受け入れられそうもない。

今日の一曲:In this country/Robin Zander

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2006/01/15

blog始めました

友人の軽いススメにあっさりと乗っかりblogを始めることにしました。
なにかイベントや思うことがあったらバギィっと書いて行こうと思います。

手始めにさらっとF-1の話でも。

オフテスト真っ最中のF-1、新車もチラホラとシェイクダウンを済ましたようで。
その中での注目はルノー。なんせ05年のチャンピオンチームだもの。
サイドポーンツ-ンのエグレと絞込みが過激ですな。
最近はどこもそうだけど、他チームがタナトスだとするとルノーのはエロスだな。
初走行を担当したフィジケラのインプレッションも悪くないみたい。

でも最年少チャンピオンのアロンソが早くも「07年マクラ-レン移籍」を発表、
さらにルノーチーム撤退のウワサも出始めていて雲行きは怪しくなるばかり…

そんなルノーを尻目に好調なのがフェラーリ。
05年シャーシ+新V8のハイブリッドカーだけど好タイムをマークしちゃってる。
去年やられっぱなしだったBSさん、背水の陣で相当気合入れて
タイヤ持ってきてるんだろなぁ。

同じく背水の陣の兄シューマッハ-も早くからテスト参加。
兄シューが年明け前からテストドライブするっていつ以来だろ?95年?記憶にない…
引退or移籍話で騒々しいけど、もう一回チャンピオンに返り咲いて
気持ち良く退いて欲しい。

今年は鈴鹿行こうかなー。

…って感じでどうでしょう?イマイチまとまらないけどまぁblogもシェイクダウンってことで。

今日の一曲:communication breakdown/led zeppelin(自虐的だなー)

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