馬上少年過ぐ③
気を抜くと更新が滞る男、人呼んで更新が滞る男。
定額給付金の案内もぼちぼち発送された今日このごろ、
みなさんいかがお過ごしでしょうか。
さぁいつまでも引っぱってる仙台市博物館の報告を終わらせてしまおう。
今回は読者完全無視のマニアック路線で。
名付けて「魅惑の武将書状特集」。
きたー。ぞくぞくするー。
まず最初は、足利尊氏さん。
何しろ小学生憧れの職業No.1、征夷大将軍。
カッコイイ。
これは尊氏さんから伊達家へ宛てた書状。
鎌倉末期~室町初期にはすでに守護大名として
確固たる地位を築いていたことがわかりますな。
政宗さんの母義姫は山形最上家の出。最上家は清和天皇系、つまり源氏の系譜。
嫁さん愛姫の田村家は、あの初代征夷大将軍 坂上田村麻呂の子孫。
なんとも由緒正しきお家柄。
続いてはこちら、ミスター戦国時代。
楽市楽座フリーダムで天下布武トゥギャザー。
織田信長さんの書状。
政宗の父、輝宗に宛てたもので、内容は
「鷹どうも、ちょーうれしい」って感じ。
この時代、鷹狩は武士のたしなみ。
良い鷹は引き出物として贈られたようです。
烈火のごとき激しさと、芸術を理解する繊細さを持ち合わせたという彼。
その字も豪快かつ優雅な雰囲気。天下布武のスタンプが輝いてますなー。
それにしても、信長と伊達輝宗に交流があったとは驚きでしたな。
戦国武将のネットワークの広さに改めてビックリですわ。
さてお次は立身出世の雄、豊臣秀吉さん。
ワーキングクラスヒーローなスーパーモンキー。
これは政宗に宛てたもので、やっぱり
「鷹サンキュ、お礼に太刀あげちゃう」って内容。
花押といい文字といい、やっぱり派手だよねぇ。
向かうところ敵なし、ってエネルギーを感じます。
信長、秀吉ときたら最後はこの人。
大御所、徳川家康さん。
その字は、チマチマチマチマと(笑)
一見すると小物なんじゃないか…いやいや、
恐ろしく慎重で辛抱強いって見方もできますな。
そのくらいじゃないと天下は掴めないということか。
天下は一人の天下にあらず。やっぱり大物ですな。
個人的に一番「おぉっ」と思ったのがこちら。
浅野長政と前田利家が連名で政宗に宛てたもの。
何が「おぉっ」かと言うと、その内容は
「政宗ちゃん、ヤバイって!関白ブチギレだって!
早く来たほうがいいって!」というもの。
関白秀吉が小田原攻めを行ったとき、政宗は悪巧みして参陣を遅らせてました。
秀吉家臣の長政と利家が見かねて懇意の政宗に助言したものなんですな。
歴史書で読んだことのあるやりとりがこうして目の前にあるという感動。
地球に生まれてよかったー。
仙台市博物館だから当然、政宗さんの書状も
数多く収蔵されています。
政宗さんは達筆だよねぇ。
平安時代の歌人のような文字。
実際、平安期の歌集や物語も好んだらしく、
政宗による写本もいっぱい残ってます。
これは政宗さん晩年の書状。
上の書状と比べると、花押のセキレイが
丸々と太ってますな。
泰平の世になりセキレイも年老いて肥えたのさ
って言う人もいますが、真意はわかりません。
イキな政宗さんのことだから、そんな遊び心があってもおかしくないですな。
さぁかなりディープにお送りしてきた仙台市博物館の模様もこれにて終幕です。
不況で休みが増えたけど金がないって方、こんな週末の過ごし方もいいもんでっせ。
あ、ちなみに展示内容は定期的に変わるらしいんで、ご注意を。
「行ったけどあれがねぇぞ!」とか怒らないでね。
今日の一曲:Passing the time/Cream
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