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2009/02/24

馬上少年過ぐ①

さて突然ですが。

杜の都仙台。
この街は城下町ですな。
戦国時代末期、独眼龍こと伊達政宗さんが築いた仙台城。

Kbz 戦災などで建造物は残されていませんが、
本丸から二の丸、三の丸と石垣が残り、
本丸天主台にはお馴染みの政宗さん。

自らが開いた仙台の街を現在も頼もしく
見守っております。
夕方に撮影したんですっかりシルエットですが。

この有名な騎馬像、実は2代目だったって知ってました?

では初代騎馬像はどうしたのかと言いますと。

太平洋戦争時、政府は金属の物を片っ端から召し上げて武器を作りました。
なんと初代伊達さんも召し上げられて武器に変えられてしまったそうです。

そういや我が地元の某ハチ公さん像も召し上げられたもんなぁ。
終戦後は渋谷に居ついちゃって、まったくどこが忠犬だと。

冗談はともかく。

こうして、しばし主不在の仙台城となりましたが、
これじゃいかんと後釜に政宗さんピンの立像が作られました。

ところが、後に騎馬像作者の家に鋳型が残っていることが分かり、
やっぱり騎馬像がいいぜ!という市民の熱い「馬に乗れ運動」により、
現在の2代目騎馬像が作られましたそうです。
ちなみにリリーフを勤めた立像は、今は岩出山城跡におわします。

無念にも帝国主義の溶鉱炉に散ったと思われた初代伊達さん。
しかしそこは不屈の独眼龍、奇跡の生還を果たします。

Kyz なんと上半身は溶かされず、どっかの
倉庫に転がっているところを保護されました。

こちらが栄光の初代伊達政宗騎馬像。
の上半身。

さすが秀吉、家康に最後まで屈しなかった男。

さすがの軍国主義者も、この不世出のヒーローを熔解するのは
気がとがめたのでしょうかね。まるで胸像のように見事に残すとは。

Hkbtkn この初代騎馬像は、現在こちらに。

仙台市博物館です。

仙台城三の丸跡地に建つこの博物館には
伊達さん関連はもちろん、仙台の曙から近代
までの資料がたくさん展示されておりまする。

思いがけず騎馬像だけでずいぶん語ってしまったんで、
肝心の博物館観覧記はまた次回ということで。

次回はかなり真面目な内容になる予定なんで、日本史に
興味のない方は申し訳ないがしばらくyoutubeでも見ててくだされ。

今日の一曲:Traveling riverside blues/Robert Johnson

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雪明かりを先立てて

最近はすっかり旅行記ブログと化していることに気付きました。

まぁ流れには抗わず今回は軽めなのを。

Tourou1 米沢の雪灯篭祭りに行ってきました。

伊達家・上杉家ゆかりのこの街へは
去年の秋以来2度目の訪問。

こじんまりしてるけどなぜか好きな街。
牛うまいし。

Cndl 今年はあいにくの暖冬&雪不足で、
雪祭りには好ましくないコンディション。

それでもなんとか頑張って雰囲気を
作り出していましたな。

幻想的なキャンドルの絨毯。

Naoe 今年の大河ドラマは直江兼続。
有名な兜の前立て「愛」の氷のオブジェ。

実は伊達家の後、米沢城に入ったのは
上杉家重臣の直江さん。
米沢には直江夫妻の墓もあります。
ということで米沢の街は「愛」一色。

Tourou2 なんとも落ち着いた雰囲気の
しっとりとした雪祭りでしたな。

米沢上杉家初代藩主の景勝さんの
イメージと重なる気がしたり。

米沢牛も米沢ラーメンもうまかったし。

次回はちょっとためになるブログになる予定。

今日の一曲:In the light/Led Zeppelin

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2009/02/22

歳末出師記~上海旅行③

今週から週休3日になりまいた。
大丈夫なんだろうか世界経済。

現実逃避のために上海旅行の続きでも書きますか。

さて3日目。
この日は少し上海を離れて蘇州へ。
かつて秦朝末期、英雄項羽を輩出したこの楚人の故郷へは、
中国版新幹線「和諧号」でひとっとび。およそ40分の小旅行。
いざ、古の呉の都へ。

…なんてロマンティックな雰囲気では出発できませぬ。
まず上海駅。広大な敷地に、もんのすごい人。
数万、十数万単位の人々が秩序なくごったがえす様はまるで戦後の騒乱。
衝撃的すぎて写真撮るの忘れちまったチクショー。

そしてチケットカウンター。十数個ある窓口は全て長蛇の列。
唯一のイングリッシュカウンターに並んでいたら、係員は何の説明もなく
退席してしまう始末。まだみんな並んでるのに、改めてなんつー国だと(笑)

仕方なく一般カウンターで中国語対戦にのぞみます。
係員が何を言ってきても「スーチョウ、リャンジャンピョウ(蘇州、チケット2枚)」
の一点張り。今や日本人はかつての遣唐使のように下風に立たないところを
ビシッと見せ付けてきましたよ皆さん。ご安心を。
ちなみにチケットは一等席で片道31元。約400円。安い(笑)

Hojhkt_2 やっとの思いで手にしたチケットで到着した蘇州。
最初に向かったのは報恩寺(ハオエンスー)。
三国時代、呉の孫権が母の恩に報いるために創建した
といわれる古刹。雄大な「北塔」がシンボルです。

いやぁ中国っぽいなぁ。
そのまま絵葉書として使える入場券は25元、300円ちょい。

Hoj 北塔横の建物。日本でいう金堂になるのかな?
中国にしてはワリと大人しめな外観はさすが3世紀建立。
↑の北塔は宋、明の時代に再建されたものらしいんで、
おそらくこのお堂も再建されたものだろうけど。

再建とは言っても宋代の日本は鎌倉時代、
明は室町末期だから歴史ありまくりなわけです。

ちなみに北塔は自由に上まで登れるんだけど、寒くて3階で断念。
諸葛孔明の庵を、雪の中3回も訪ねた劉備さんのようにはなれない我々。
報恩寺を後にして徒歩圏内の「拙政園」という庭園へ。

Ssn2_2 蘇州には世界遺産に指定された庭園が4つあります。
そのうちの一つが、この拙政園。
明代、ふざけた態度で仕事をして失脚した役人が
没頭して作りあげたみごとな中国庭園。
稚拙な政治家が作ったから拙政園と呼ばれるらしい。
それが今や国家にとって貴重な観光収入源。
きっとその人は将来の国家のことを考え…
んなわけないか。

Ssn1_2 水路と建物、例の太湖石と木々が絶妙に配置される
さまはなるほどさすが世界遺産。

かつてマルコ・ポーロが「東洋のベニス」と絶賛した
水の都蘇州にふさわしい水の庭園ですな。
上海駅の喧騒を思うと、同じ民族が作り上げたとは
にわかに信じられない思いであります。

Ssn3 ほらーいいでしょ?
私のような庭園ビギナーには実に分かりやすい
美しさがあります。もちろんその本質までには
とても到達していないことは明白だけど、
どこか「一見さんお断り」みたいな雰囲気の
日本庭園よりもずっと親しみやすい。と思う。

悠久なる中国文化の懐の広さ、か。知らんけど。

Sntnt さて、渋く蘇州を堪能した我々は上海へ帰還。
帰りの和諧号はもう慣れたもんでした。

んで夜の新天地に。
上海最後の夕食をこちらで豪勢にやっちまおうと。
昼よりも人通りが多い気がしますな。
人気スポット間違いなし!と言っておきましょう。

Pkndk はいきた北京ダック。2夜連続ぅ。
相方はいったん気に入ると、同じものを飽きるまで
食べ続ける習性がありまする。

まぁ日本じゃなかなか出来ないし、うまいし。
こちらの店は高級感がありますな。
あ、ちなみに店名は「ZEN」です。

Shnhcrb はい上海蟹ぃ。
くりぬいた身をグラタン風にして
蟹の甲羅に詰めてあります。

これ、激ウマです。
その実力たるや筆舌に尽くしがたく、
筆を忘れた舌はただただ鼓を打ちまする。

Pkngz こちらは北京餃子。

見た目こそ貧相なこちら。
味は驚愕。
本当にウマイ。

この餃子が一番ビックリしました。

シメにマンゴープリンと杏仁豆腐を一刀両断のもとに片付けディナー終了。
レシートなくしちゃったけど、たしか2人で6000円くらいだったような。
散々飲んで食っても、とにかくどこも安かったのです。

これにて上海旅行は終了と相成りました。

中国とは。

途方もなくエネルギッシュで、洗練と混沌を内包する国。
磐石な伝統と、危なっかしく性急な先進。
変遷の波に乗る人、留まる人、取り残される人。
再び訪れたくなるような不思議な魅力を持つ国でした。

今日の一曲:Moving/Supergrass

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2009/02/12

歳末出師記~上海旅行②

前回に続き、上海旅行2日目の途中から。

まだ豫園にいます。

Drgnwl 先生おしかった。ドキッとした。

こちらは竜壁という装飾付きの壁です。
壁の上端を竜の体がうねりながらずっと伸びます。

界王さまのところには繋がってなかったです。
つーかあれって蛇じゃなかったっけ(笑)

しばし園内をウロウロしていると。
カタコトの日本語でこっちの建物に入れと誘う娘あり。
寒かったんで言われるがままについていくと。

Ymch あっという間に浪牙風風拳。
いや、ヤムチャパーティの始まり。
予想外なモテナシ。
多分に怪しんだ我々でしたが、なんと無料。
沢山の種類のお茶を飲み放題、
しかも日本語でそれぞれのお茶の解説付き。
スゴイぞ、オヤジが熱中するわけだ。

暖かいお茶とめんこいチャイナ服娘で癒された我々、腹がへるわけです。

Line 12元を握り締めて並ぶ男。

誇らしげに札をアピールしてるが150円ほど。
それでも楽しそうなガキの使い。

日本ではまず行列なんて並ばない我々。
そうまでして食べたいものとは。

Shrmp_2 小龍包です。
あらかた食べてから慌てて写真撮ったんで
お見苦しいのはご勘弁を。

16個入りで12元。実に安い。
豫園内にある人気店、南翔饅頭店。
よろし。

豫園を歩きつくした我々、肝試しタクシーで再び移動。

Sintenti 訪れたは新天地。
中国語読みだと「シンティエンティー」。
ばっちり通じた数少ない中国語の一つです。

ここは豫園とは打って変わって洗練された
モダンな雰囲気のショッピングエリア。
お土産漁りや食事するのによいです。

新天地の洒落たカフェでまったりと過ごし、夜になりました。

上海といえば雑技団。見ましたよぉ。
昔から一度見てみたかったのが、鉄網の球体の中を数台のバイクが走るやつ。
あれスゴイね。でも写真はないです。あしからず。

妙技の数々に興奮冷めやらぬ我々、夜の繁華街に移動。

Nanjinru 南京東路(ナンジントンルー)へ。
ここは歩行者天国なショッピング街。
ちょっと香港っぽい感じもしますな。
このギラギラ感、さすが中国。

高く塔のようにそびえるのが当初宿泊すると
勘違いしてたラディソンホテルです。

Tvtwr 南京東路を東に歩くと昨夜のthe bundへ。
今日は黄浦江対岸の東方明珠塔が見えます。

上海のランドマークなテレビ塔。
パチンコ屋ロケット。

今夜もビカビカと光っております。

Pkndck ディナーは豪勢に北京ダックで。
やっぱウマイっす。
横のチンゲン菜の炒め物がまた美味。

チンタオビールはグラスで出てくるかと思ったら
大ビンで豪快に登場。
そら店員も「2つはやめとけ」としきりに止めるさ。

Shrump2 本日2回目の登場、小龍包さん。

今度は箸を付ける前の撮影に成功。
こいつはエビが入っててプリプリ全開。

あと枝豆のゼリーも食べましたな。
上海、もう何食ってもうまいっす。
これだけ食べて飲んで110元。1500円くらい。安すぎ。

Msj すっかり遊びつくして最後はコチラ。

こんなナイスな雰囲気の中でマッサージ。
日本語を話せる中国娘さんと語らいながら
たっぷり2時間。

値段忘れましたがここも安かったなぁ。

と、こんな感じで2日目終了。
次回は上海市外にちょっと足を伸ばします。

今日の一曲:You realy got me/The kinks

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2009/02/08

歳末出師記~上海旅行①

Jet_2 もう2月だー。
あ、あけましておめでとうございます。
今年もそこそこヨロシク、ということで。

昨年末、旅行に行ってきました。
行き先は上海。
とても楽しかったです。おわり。

久々に書くとテキトーになりがちです。
これじゃいかん。
ビシッと引き締めて、2009年も旅行記はえんえんとお見舞いしましょう。

Hotel_2 今回の旅のコンセプトは、ホテルは5つ星。
円高なご時世を最大限に利用した成金旅行。
いやらしいでしょ。
とは言っても、土地の文化・歴史に触れようという
意気込みは持ち合わせておりますことよ。
んで、ホテルのロビーはこんな感じ。
ラディソン上海ホテルです。

ラディソンホテルって上海にいくつかあるんですよ。
んで出発前は市街中心の店舗だと思ってたんですが、到着したらどうやら違うぞと(笑)
最初っから「私たち、今どこにいますか?」なんつって地図を指して聞きまわったら
なんだよずいぶん郊外に連れてこられてたじゃねーか。と判明。

Bund_2 そんなことくらいでメゲる我々ではありませぬ。
たくましくタクシーで15km移動。夜9時すぎっす。
上海はタクシーが安い。確か600円程で済んだような。

あいにくの雨の中、外灘エリアへ。
通称、ザ・バンド(The bund)と呼ばれるこのエリア、
占領時代にはイギリス人租界だったエリアだそうで。

Bund2_2 なんともアングロサクソンな香りですねぇ。
お洒落な雰囲気のこの辺りは、外国人が足しげく通う
飲み屋やショップが軒を連ねております。

酒担当の相方が調べた小粋なバーでちょっと一杯。
波乱含みな初日の夜も、見事楽しんで終了。
旅慣れテーラーの底力発揮。

明けて2日目。この日は朝から観光。
英語が通じないこの国、我々は中国語の単語と日本語を織り交ぜアタック。
タクシーの運ちゃんに「ユーュァン、分かる?よし行って」

しかしこの国の運転、道路事情。すさまじいです。
タクシーの4cm横をトラックがかすめ、クラクションで存在をアピール。
「水曜どうでしょう」のベトナム縦断、あんな感じ。
日本語通じないのをいいことに「おいバカ、あぶねぇって!」とか騒ぎまくり。

Yoen_2 無事生きて到着したユーュァン。
日本語では豫園(ヨエン)。

これでもかと中国風建築が立ち並びまする。
いやいや、かっこいいんだこれが。
でも観光地だけあって物売りと物乞いがスゴイ。
日本人を鋭く見分け、しつこく声をかけてきます。

Yoencrd_3 明の時代に国の役人さんによって造られた庭園。
明ってことは日本は戦国時代~江戸時代くらいか。

入場料30元(400円くらいかな)を払って中に入ると
かっこいい庭が濃いぃ密度で迎えてくれまする。
うねる廊下は龍の体を表しているらしい。
屋根のソリが決まってるねぇ。

Yoen_taiko_2 番長クラスになると、もうこのソリ具合さ。
よっ、かっこいい!

手前の不思議な石は、太湖石と言うそうです。
上海の西にある太湖という湖の湖底でしか取れない
貴重な石で、古代から庭園に好んで配されたとのこと。

石灰質らしく、水の浸食で穴がポコポコ明いてて
なんとも言えないたたずまいですな。

しかし日本庭園と違って、押しの強さというか。
でもけっしてヤカマシイ感じではないんだよなぁ。
力強いワビサビ、とでも言いましょうか。

Kanu_3 中国といえば三国志。
最近はレッドクリフなんて映画も上映されましたが
昔から三国志の英雄達は神格化されてきたようです。

屋根の上に見つけた関羽さん。
お髭がイカスぜ。
やっぱ一番人気は蜀なんだろうな。

Ryubi_2 んでこっちは劉備さん。
多分。

桃園の義兄弟に守られた建物。
うーん中国だなぁ。

…あれ?張飛は?

Yoen_int_2 そんな建物達、かっこいいのは外観だけじゃない。
内装もかっこいいんですよこれが。

このランプ、いいなぁ。
欲しいなぁ。
二胡かなんかが聞こえてきそうな。
やるな中国。

なんかやっぱり長くなったんで今回は唐突にこの辺で。
みなさんごきげんよう。

今日の一曲:Power to the people/John Lennon

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